スイスのウオッチブランド【ブライトリング（BREITLING）】がニューモデルを発表した。18Kレッドゴールドケースにブラックのマザー オブ パール文字盤を組み合わせた「ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 ジャパン リミテッド」が日本限定50本でリリース。価格は317万9000円（税込）。
↑マザー オブ パールは真珠を育む母貝の内側をスライスして文字盤に仕立てたもの。良質な母貝と研磨・加工技術の精度がクオリティを大きく左右する。光の角度によって表情が変わり、天然素材であることから二つとして同じ模様がない。まさにオンリーワンの存在といえる。
日本のファンのために作られた「ナビタイマー」のスペシャルバージョン
航空時計の歴史を語るとき、欠かせない存在となるのがブライトリングの「ナビタイマー」だ。国際オーナーパイロット協会（AOPA）の公式タイムピースに認定された1954年当時は、民間航空が飛躍した時代と重なる。航空用計算尺を初めて搭載した革新的なパイロットウオッチとのことで多くのパイロットに利用され、その計器のような精悍なデザインから航空ファンらにも愛用されたのだった。1962年には宇宙飛行士スコット・カーペンターの手首に巻かれて宇宙へ到達したほか、マイルス・デイヴィスやセルジュ・ゲンズブールといったセレブリティにも愛用されたエピソードは語り草となっている。
現行の「ナビタイマー」はクラシックな魅力を残しつつ、平らにした回転計算尺やドーム型サファイアクリスタルなどモダンな改良がなされ、スリムかつスマートなデザインへと発展している。そして長い歴史の出発点を思い起こさせるディテールとして、AOPAの翼のロゴを12時位置に復活させている。この傑作パイロットウオッチの最新仕様をベースに、日本限定モデルとして発表されたものが「ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 ジャパン リミテッド」だ。41mm径の18Kレッドゴールドケースに、天然素材のマザー オブ パールから作ったブラック文字盤を組み合わせた煌びやかデザインが魅力となっている。
ハイスペックな自社製造ムーブメント「キャリバー ブライトリング01」を搭載
落ち着きがありながらも華やかさのあるブラック文字盤を引き立てるように、3つのインダイアルと航空用回転計算尺をホワイトで揃えている。このコントラストによって視認性が高まり、クロノグラフらしいフェイスとなっている。さらに針やバーインデックスをゴールドカラーで統一し、ブラックのアリゲーターストラップと組み合わせて優美なラグジュアリーウオッチとして成立させた。
なお本機は、精度と信頼性の最高基準を保証するCOSC公認クロノメーターの自動巻きムーブメント「キャリバー ブライトリング01」を搭載。346ものパーツがブライトリング・クロノメトリーで丹念に組み立てられたこのマニュファクチュールキャリバーは、500Gで約6万回の衝撃テスト、10万回以上のリューズ巻き上げ、345万6000回のローター巻き上げなど、独自に過酷なテストを課している。その精緻で精巧なメカは、サファイアクリスタルバックを通して鑑賞することが可能だ。またその外周部には50本の限定生産を示す「ONE OF 50」が刻印されており、コレクターズウオッチとしての価値を高めている。
ブライトリング「ナビタイマー B01 クロノグラフ 41 ジャパン リミテッド」 Ref.RB01395A1B1P1 317万9000円／自動巻き（Cal.ブライトリング01）、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。18Kレッドゴールドケース（シースルーバック）、アリゲーターストラップ、サファイアクリスタル風防（ドーム型両面無反射コーティング済み）。直径41mm、厚さ13.6mm。3気圧防水。日本限定50本。
問い合わせ先：ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text／三宅裕丈
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