190年以上の歴史を誇るスイスの名門ウオッチブランド【ロンジン(LONGINES)】が最新作を発表。2026年の干支である午年を祝うスペシャルモデル「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」が世界限定2026本で発売となり、価格は44万7700円。
現代アートの名画「奔馬図」がデザインモチーフ
「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」は、新たな一年の幕開けを祝うと同時に、ブランドが長年にわたり築き上げてきた馬術界との揺るぎない絆にオマージュを捧げるモデルである。本機のデザインテーマとなったのは、西洋の写実技法と中国伝統の筆致を融合させ、近代芸術に革新をもたらした巨匠、ピオン・シュー(Peon Xu)氏の作品「奔馬図」だ。疾走する馬を描いた「奔馬図」は、解剖学的な精密さと水墨画特有の詩情あふれる生命力を併せ持つ名作として広く知られている。本機では、ピオン・アートミュージアムとの提携のもと、ピオン・シュー氏の息子であり著名な書家でもあるチンピン・シュー(Qingping Xu)氏が監修を担当。「奔馬図」という作品が放つ躍動するエネルギーを、腕時計という小さなキャンバスの中に見事に昇華させている。
さらに本機は、19世紀から続くロンジンの馬術への情熱を体現する一本でもある。ロンジンはその長い歴史の中で、スポーツ計時における精度の限界へ挑み続けてきたブランドであり、乗馬スポーツにおいても国際競技会の公式タイムキーパーを数多く務めてきた。日本では2014年より12年にわたり、国際的なG1レース「ジャパンカップ」のオフィシャルパートナー兼タイムパートナーを担当。2025年度も11月30日に第45回大会が盛況のうちに開催されたことは記憶に新しい。
レッドダイアルにゴールドのディテールをあしらう
まず「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」で目を奪われるのは、直径42mmという存在感のあるステンレススチールケースに収められた、サンレイブラッシュ仕上げの鮮烈なレッドダイアルである。外周から中央に向かって徐々に明度を増していく見事なグラデーションは、水平線から昇る日の出を想起させる劇的な表情を描き出し、新たな始まりを祝う吉兆を表現。この艶やかなレッドに、ゴールドカラーの針と立体的なアプライドインデックスを組み合わせることで、リッチかつ洗練された表情を作り上げた。さらに本作の特別感を象徴するのが、ゴールドのブランドロゴと対をなすように6時位置へ配されたムーンフェイズ表示だ。日付表示に囲まれたこの機構は、深いブルーの夜空に黄金の月が浮かぶロマンチックな情景を描き出し、情熱的なレッドの世界観に静謐なアクセントを添える。全体の美しさをより一層際立たせるため、あえてフランジにブラックを配して視覚的に引き締める手法からは、伝統を重んじつつモダンな感性を忘れないロンジンの美意識を感じ取ることができる。
ストラップには上質なブラックレザーストラップを採用し、クラシックで洗練された佇まいを強調した。内部には、シリコン製ヒゲゼンマイを備え、優れた耐磁性と高い精度を誇るロンジン専用の自動巻きムーブメント「キャリバー L899.5」を搭載。同ムーブメントにも特別仕様ならではの意匠が凝らされており、サファイアクリスタル製ケースバック越しに、ゴールドカラーのローターへ精巧に彫刻された「奔馬図」のモチーフを鑑賞可能だ。ケースバック外周には、世界限定2026本であることを示す「one of 2026」の文字も刻印される。
2026年の幕開けを飾る「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」は、時計愛好家のみならず、芸術性を重んじる人々にとっても垂涎の一本といえるだろう。また、現在公開中のキービジュアルも見逃せない。赤を背景に疾走する馬の蹄の下に金色の波紋が広がるその図は、本機を象徴する文字盤デザインを想起させる完成度の高い仕上がり。ファンであれば、ぜひ注目してほしい。
ロンジン「ロンジン マスターコレクション イヤー・オブ・ザ・ホース」 Ref.L2.919.4.09.2 44万7700円/自動巻き(Cal.L899.5)、毎時2万5200振動、約72時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、レザーストラップ。直径42mm、厚さ11.20mm。3気圧防水。世界限定2026本。
問い合わせ先:ロンジン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7350 https://www.longines.com/jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text/三宅裕丈
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