ドイツの名門ウオッチブランド【ミューレ・グラスヒュッテ(MÜHLE-GLASHÜTTE)】が腕時計製造30周年を記念するコレクションを発表。ビッグデイト搭載の「Sportivo Big Date」をはじめ、4モデルが発売となり、価格は47万3000円~。
2026年製造分のみに搭載される特別仕様ローター
ミューレ・グラスヒュッテが、ドイツ・グラスヒュッテの地で産声を上げたのが1869年。マリンクロノメーターや船舶用時計の製造を経て、1996年に開始された腕時計製造は2026年で30周年という大きな節目を迎える。この記念すべき年に発表される新作4モデルには、アニバーサリーを祝う共通の意匠として、2026年製造分のみに許された「Three Decades of Wristwatches」特別仕様ローターが搭載される。
まず、ブランドを象徴するコンプリケーションを現代的に再構築したのが「Sportivo Big Date」だ。ミューレにとって「ビッグデイト」は単なる日付け表示ではなく、自社専用モジュール「MU9424-GD」を開発するに至ったブランドを象徴する機構だ。本機では、その技術が深海へと潜行するかのようなブルーのグラデーションダイヤルと組みわせたことで、より洗練された形で表現されている。直径42.5mm、厚さ12.5mmのステンレスケースにはブラックセラミックベゼルが装備され、30気圧防水という本格スポーツ仕様でありながら上質な仕上げも特徴。内部には耐衝撃ウッドペッカーネック微調整機構を備えた自動巻きムーブメント「キャリバー MU9424-GD」が収まり、パワーリザーブは約41時間を確保する。メタルブレスレット仕様、レザーストラップ仕様、テキスタイルストラップ仕様の3種類が用意されている。
ミューレ・グラスヒュッテ「Sportivo Big Date」 メタルブレスレット 62万1500円、レザーストラップ、テキスタイルストラップ57万7500円/自動巻き(Cal.MU9424-GD)、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径42.5mm、厚さ12.5mm。30気圧防水。
直径10mmのディスクが月の満ち欠けを表示
クラシックなムーンフェイズを独自の哲学で再解釈したのが「Teutonia IV Moonphase」だ。アンスラサイトダイヤルにゴールドプレート仕上げの針とインデックスが映え、直径10mmのディスクが月の満ち欠けをロマンチックに描き出す。直径41 mmのケースは10気圧防水のスペックを持ち、ドーム型の両面無反射サファイアクリスタルを装備。内部には、6姿勢調整により日差0から+8秒という高い実用精度を実現した自動巻きムーブメント「キャリバー SW 280-1」を搭載する。メタルブレスレット仕様、レザーストラップ仕様、スエードストラップ仕様の3種類が展開される。
ミューレ・グラスヒュッテ「Teutonia IV Moonphase」 メタルブレスレット52万8000円、レザーストラップ、スエードストラップ 50万6000円/自動巻き(Cal.SW 280-1)、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径41.0mm、厚さ12.6mm。10気圧防水。
日付け表示を主役に据えたユニークなモデル
「Teutonia II Ring Date」は、通常は控えめな存在である日付け表示を主役に据えたモデルだ。ダイヤル中央の31日スケール内側に設けられた開口部をホワイトマーカーが移動する設計は、ミニマルでありながら優れた視認性を発揮。ケース厚はわずか10.7mmと薄型で、グレーブルーのサンレイダイヤルが抑制の効いたエレガンスを演出する。自動巻きムーブメント「キャリバー SW 200-1」を搭載し、10気圧防水を備えるこのモデルは、メタルブレスレット仕様、レザーストラップ仕様の2種類を展開。

ミューレ・グラスヒュッテ「Teutonia II Ring Date」 メタルブレスレット 46万7500円、レザーストラップ 45万1000円/自動巻き(Cal.SW 200-1)、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径41.0mm、厚さ10.7mm。10気圧防水。
GMT機能を新たに採用した注目作
「29er Big GMT」は2006年の誕生以来、小型レガッタ艇の名を冠して愛されてきたコレクションにGMT機能を新たに採用したモデルだ。外周の24時間スケールと鮮やかなブルーのGMT針を同期させることで、第二時間帯を表示。この針先を三角形のフレーム状に抜くことで、メインタイムの判読を一切妨げない工夫が凝らされている。直径42.4mmの存在感あるサイズながら、厚さはわずか10.3mmに設計されており、ビジネスシーンの袖口にも滑らかに収まるスリムな装着感が魅力だ。内部には約56時間のパワーリザーブを確保した自動巻きムーブメント「Cal.SW 330-2」を搭載。3色のキャンバスストラップ、レザーストラップの4種類を展開する。

ミューレ・グラスヒュッテ「29er Big GMT」 キャンバスストラップ 47万3000円。レザーストラップ 47万3000円/自動巻き(Cal.SW 330-2)、約56時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径42.4mm、厚さ10.3mm。10気圧防水。
ミューレ・グラスヒュッテは、常に誠実で正直な時計作りを貫いてきた。すべての時計はグラスヒュッテの自社工房で細部までこだわり製造され、本質的な要件である「正確な時刻表示」と「瞬時に読み取れる視認性」を追求し続けている。30周年の節目を飾るこれらの新作群は、ブランドが歩んできた歴史そのものであり、未来へと続く新たな伝統の出発点と言えるだろう。
問い合わせ先:サイプレストレーディング TEL.06-6459-4140 https://muhle-glashutte.jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/三宅裕丈
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