ポール・カッティン(左)とジョージ・クリスチャン(右)
2人の時計職人がル・ロックルを離れ、ヘルシュタイン村で1904年にオリスを創業
第二次世界大戦中の厳しい時期を、アラーム置時計の生産で切り抜け、会社を継続した
1910年代のオリス工場。すでに300名の従業員を抱える地域一番の企業に成長していた
1960年代の功績
スイス時計産業の保護と競争規制のため1934年に制定されたスイス時計法は、逆に時計界の発展を妨げる悪法と化した。ロルフ・ポルトマンは地元国会議員に手紙を書き、新聞に意見を投稿するなど10年かけてこの問題に対する人々の意識を高めた。
そして1966年、時計法を廃止に追い込む。これはオリスだけでなく時計界全体に新しい息吹をもたらし、ポルトマンの名は救世主として歴史に刻まれたのである。
1980年代の功績
クオーツショックが吹き荒れた1970年代、オリスもASUAG(後のスウォッチ グループ)に吸収され、独自性を失っていた。
だが、2人の従業員が自社株を買い取ってオリスSAを設立。ロルフ・ポルトマンとウーリック・W・エルゾックである。
エルゾックは東京出張の際に、お洒落な若者たちの間でオリスのビッグクラウンの人気が高まっていることを知り、未
来を確信。見事に機械式時計復活の先陣を切った。
ビッグクラウン プロパイロット アラーム リミテッドエディション
1988年のアラーム腕時計をはじめ何十年も技術を蓄積してきた機械式アラームを、ビッグクラウン プロパイロット
に初搭載。
4時リューズで操作するイエロー針でアラーム時刻を設定する。
世界限定250本。自動巻き。100m防水。SS
ダイバーズ65
1965年のオリジナルモデルのレトロなルックスを現代の技術で再現。
ヴィンテージ夜光の太い針やインデックスが味わい深い。
希少な当時のリベットブレスも甦らせ、シリーズ最大の42㎜ケースに合わせた。
自動巻き。100m防水。SS
- TAG