シチズンは、耐震装置付腕時計「パラショック」(1956年)をはじめ、国産初となる数多くの技術開発で知られる名門。1976年に世界で初めて太陽電池充電式のアナログクオーツ式腕時計を、1993年には世界初の多局受信型電波時計を開発した。
創業100周年を迎え壮麗ブースと魅惑のコレクションを用意
創業100周年を迎えたシチズンは、まずバーゼル会場のブースで人々を魅了した。傘下のブローバも含めた広い敷地に、世界的な建築家の田根剛氏が壮麗な空間を演出。偉大な節目を祝う作品も素晴らしく、クオーツ技術への決意を示す年差±1.0秒のコンセプトモデルから、「光が時に変わる瞬間」をイメージしたゴールド&ブラックの記念限定モデルなど魅力作がずらり。エコ・ドライブ ワンにも新作を揃えてファンの期待に応えた。
創業100周年を記念して製作した年差±1. 0秒のコンセプト懐中時計。従来の音叉型ではなくATカット型水晶振動子を採用し、その省電力化を実施。外部の時刻情報を受信するのではなく、時計内部だけで超高精度を実現した。商品化が待たれる。
アナログ光発電時計の世界最薄記録を達成したモデルに新作登場。金属の切削工具などに使用される硬質素材のアルティックをベゼルに、また裏蓋銘板にバインダレス超硬合金を採用した。
2011年に限定990本で発売された世界初の衛星電波時計の正統なる後継モデルが鮮烈デビュー。そのシチズン100周年記念限定モデルは、宇宙空間をイメージした黒のなかにゴールドを配した。
プロマスターLANDからも100周年記念限定モデルが登場。リューズとプッシュボタンを時計上部に配した独特のデザインがユニーク。オールブラックが精悍なイメージを際立たせている。
グループ傘下のラ・ジュー・ペレの自動巻きキャリバーを搭載したメカニカルコレクション。漆黒を背景に螺鈿と金粉で宇宙から眺めた地上の夜の輝きがダイアルに描かれた。
スマートフォンとリンクするコネクテッドにして、ケーブルに繋ぐ手間のいらない光発電エコ・ドライブ。曲線を有機的な形状にまとめたケースはスーパーチタニウムTM製だ。
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