2026年新作時計【ハミルトン】復刻版「クッション メカ」から映画『ディスクロージャー・デイ』、ゲーム『コール オブ デューティ』登場モデルまで

【ハミルトン(HAMILTON)】から、ブランドの歴史とエンターテインメントとの深い関わりを感じさせる腕時計が続々と登場した。1926年のモデルに着想を得た手巻きウオッチ「クッション メカ」をはじめ、スティーヴン・スピルバーグ監督のSF映画『ディスクロージャー・デイ』に登場する2モデル、人気ゲーム『Call of Duty: Modern Warfare 4』とのコラボレーションモデルがラインナップ。伝統的な時計製造の技術から映画やゲームの世界観を反映したデザインまで、ハミルトンの多彩な魅力が詰まった2026年の注目モデルを紹介する。

1926年のアールデコ様式を再現した新作「クッション メカ」が登場

「クッション メカ」は、実用時計としての武骨さを前面に出すモデルではなく、造形そのものの美しさを味わうハミルトンの手巻き腕時計だ。ラウンドケースともレクタンギュラーケースとも異なるクッションケースは、角を持ちながらも柔らかさがあり、1920年代のアールデコらしい建築的な印象を腕元に与える。ヴィンテージデザインの時計を求める人はもちろん、小径の機械式時計を探している人にも刺さる仕上がりといえる。

今回の新作は、初のクッション型ウオッチを発表してから1世紀以上を経たタイミングで復活したコレクションでもある。実用一点張りではない、装いと個性を引き立てる時計として腕時計が発展していった時代の空気を、現代的な品質で受け継いでいる点が魅力だ。

薄型手巻きムーブメント「キャリバーH-42」を搭載

搭載するのは、「ETA 7001」をベースに新たに開発された手巻きムーブメント「キャリバーH-42」だ。系譜としては1970年代に登場した「Peseux 7001」につながる薄型ムーブメントで、クッションケースの端正なシルエットを崩さずに収められる点が大きい。6時位置のスモールセコンドも、クラシックな表情をいっそう強めている。実用面では、ニヴァクロン™製ヒゲゼンマイと57時間パワーリザーブを備える。見た目はクラシックでも、中身は現代の使用環境に合わせて整えられているため、ヴィンテージ調の手巻き時計を日常で楽しみたい人にも向く。

サイズは30mmと34mmの2種類。34mmは存在感をしっかり楽しみたい人向けで、30mmはよりコンパクトで端正な印象が強い。どちらも厚さ8.1mmに抑えられており、袖口への収まりもよい。ユニセックスで選びやすい寸法感も、このコレクションの魅力になっている。

ケースやダイアルの異なる全6モデルを展開

34mmモデルは、刻印入りケースのイエローゴールドカラーPVDモデル、ブラックダイアルのステンレススチールモデル、ベージュダイアルのステンレススチールモデルを用意する。30mmモデルは、刻印入りケースのイエローゴールドカラーPVDモデル、ベージュダイアルのステンレススチールモデル、ホワイトダイヤルのステンレススチールモデルを展開する。

見どころは、ケースサイズだけでなく意匠の差でも性格が分かれる点だ。刻印入りケースは復刻感が濃く、装飾性を楽しみたい人に向く。プレーンなステンレススチールケースはすっきりとしていて、より現代的に合わせやすい。ダイアルも、エナメル調のホワイトやブラックはクラシック感が強く、サンドブラストのベージュはやわらかなヴィンテージ感を引き出す。ローマ数字とアラビア数字の違いも含めて、見た目の印象で選ぶ楽しさがある。

「クッション メカ」は、ハミルトンの手巻き腕時計の中でも、ミリタリー調よりドレス寄り、スポーティさより造形美を重視したい人に向く。小径ケースの機械式時計を探している人、クッションケースの腕時計に惹かれる人、アールデコの意匠を現代的な品質で楽しみたい人にとって、押さえたい新作だ。

ハミルトン「クッション メカ 34mm」 Ref.H36139520 18万3700円/手巻き(Cal.H-42)、約57時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース、レザーストラップ。縦34×横34mm、厚さ8.1mm。5気圧防水。

ハミルトン「クッション メカ 30mm」 Ref.H36109720 16万6100円/手巻き(Cal.H-42)、約57時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース、レザーストラップ。縦30×横30mm、厚さ8.1mm。5気圧防水。

スピルバーグ監督の新作映画『ディスクロージャー・デイ』にハミルトンの腕時計が登場

歴史的なデザインを現代によみがえらせる一方、ハミルトンは映画の世界でも長年にわたって存在感を発揮してきた。90年以上にわたって映画制作と関わり、物語や登場人物の輪郭を腕元から支えてきた同ブランド。スティーヴン・スピルバーグ監督のSF映画『ディスクロージャー・デイ』でも、主要キャラクターがハミルトンの腕時計を着用している。

『ディスクロージャー・デイ』は、真実を全人類に共有すべきだと信じる者たちと、その真実を隠そうとする組織の攻防を描く完全オリジナルのSF映画だ。物語では「時間」と「選択」が大きな軸になっており、ハミルトンのタイムピースは単なる小道具ではなく、キャラクター造形の一部として機能している。

ハミルトンが映画で重用される理由は、時計そのものの造形だけではない。ブランドは長年にわたり、作品世界に自然に溶け込みながら人物像を深める時計づくりを続けてきた。500本を超える映画に登場してきた実績も、その積み重ねを物語っている。

ジョシュ・オコナー着用モデル「カーキ フィールド メカ」

ジョシュ・オコナー演じるダニエル・ケルナー博士が着用するのは「カーキ フィールド メカ」だ。手巻きムーブメントを備えたミリタリー由来の一本で、無駄を削いだ実用的なデザインが特徴。ブラックPVD加工を施した38mmケースにブラックダイアル、ダークグレーのNATOストラップを組み合わせ、明晰さや節度、揺るぎない信念を感じさせる。ムーブメントは「キャリバーH-50」で、標準持続時間は80時間。日常で使いやすい5気圧防水も備える。

コリン・ファース着用モデル「ジャズマスター オープン ハート」

一方で、コリン・ファース演じるノア・スキャンロンが着用するのは「ジャズマスター オープン ハート」だ。こちらはブルーダイアルとオープンハート仕様によって、機械式時計ならではの内部機構を視覚的に楽しめる。40mmのステンレススチールケースにブラウンレザーストラップを合わせ、洗練と知性を感じさせる佇まいに仕上げている。ムーブメントは自動巻きの「キャリバーH-10」で、こちらも標準持続時間は80時間。実用性と鑑賞性を両立した一本だ。

この2本の違いは明快だ。「カーキ フィールド メカ」は道具としての強さを前面に出したフィールドウオッチで、端正でストイックな装いに向く。「ジャズマスター オープン ハート」は機械式の表情を楽しめるドレス寄りのモデルで、上質さや華やかさを求める人に合う。映画に登場する腕時計として見ても、人物像に合わせた選定であることがよく分かる。

ハミルトンはこれまでも映画との結び付きが深く、『インターステラー』で知られる「カーキ フィールド マーフ」など、作品とともに記憶されるモデルを生み出してきた。今回の2本もまた、映画ファンと時計ファンの双方に強く訴求する劇中モデルになりそうだ。

ハミルトン「カーキ フィールド メカ」 Ref.H69409930 10万5600円/手巻き(Cal.H-50)、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース、NATOストラップ。直径38mm、厚さ9.5mm。5気圧防水。

ハミルトン「ジャズマスター オープン ハート」 Ref.H32675540 17万6000円/自動巻き(Cal.H-10)、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース、レザーストラップ。直径40mm、厚さ11.05mm。5気圧防水。

人気ゲーム『Call of Duty: Modern Warfare 4』とのコラボ腕時計「カーキ フィールド メカ」が登場

映画にとどまらず、ハミルトンはゲームの世界でもストーリーに沿った時計づくりを進めている。その新たな展開として発表されたのが、人気ゲーム『Call of Duty: Modern Warfare 4』とのコラボレーションモデル「カーキ フィールド メカ コール オブ デューティ モダン ウォーフェア 4」だ。作中でプライス大尉が着用する設定が与えられており、ミリタリーウオッチの伝統とゲームの世界観を融合させている。

ベースとなるのは、ハミルトンを代表するフィールドウオッチ「カーキ フィールド メカ」だ。今回のコラボモデルは38mmのステンレススチールケースにブラックPVD加工を施し、現代のタクティカル装備を思わせる引き締まった表情にまとめている。作中でプライス大尉が着用するモデルとして企画されており、ゲームファンにとっては物語との結び付きも大きな魅力になる。

ダイアルには作品を象徴する「4」の意匠を取り入れ、イエローのアクセントカラーで『Modern Warfare 4』らしさを強調した。ざらつきのあるグレイン仕上げのブラックダイアルが実戦的な雰囲気を高め、ケースバックには『Modern Warfare』を象徴するビジュアルを刻印する。さらにカーキグリーンのテキスタイルストラップを組み合わせることで、通常の「カーキ フィールド メカ」とは異なるコラボモデルならではの存在感を与えている。

英国軍用時計の意匠を受け継ぐミリタリーウオッチ

このモデルの背景には、英国軍で採用された「ハミルトンG.S.」の存在がある。軍用時計の流れをくむ意匠を下敷きにすることで、プライス大尉というキャラクターの軍人としての背景とも自然につながる構成だ。単にロゴや作品名を載せたコラボではなく、ミリタリーウオッチとしての文脈まで組み込んでいる点に、このモデルの価値がある。今回の新作も、ハミルトンが長年培ってきたストーリーテリングの延長線上にある1本で、リアルとバーチャルを横断する象徴的な存在と言える。

外観だけでなく、日常で使いやすい実用性も押さえている。ムーブメントは手巻きの「キャリバーH-50」で、標準持続時間は80時間。ニヴァクロン製ヒゲゼンマイを備え、風防は反射防止加工付きサファイアクリスタル、防水性能は5気圧防水となる。ケース厚は9.5mmに抑えられており、フィールドウオッチらしい軽快さも期待できる。特別仕様のスペシャルボックスも用意され、通常モデルとの差別化も明確だ。

1920年代のアールデコ様式を受け継ぐ「クッション メカ」、映画の登場人物を腕元から表現する「カーキ フィールド メカ」と「ジャズマスター オープン ハート」、そしてゲームの世界観を反映したコラボレーションモデル。今回紹介した腕時計は、それぞれ異なる背景を持ちながら、ハミルトンが培ってきた時計製造の伝統とデザインの幅広さを物語っている。

なかでも「カーキ フィールド メカ」が映画とゲームの双方に登場している点は興味深い。同じコレクションをベースにしながら、作品やキャラクターに合わせて異なる表情を見せるのは、ハミルトンならではの強みだろう。歴史的な意匠を継承する一方で、現代のエンターテインメントにも積極的に関わる姿勢が、ブランドの魅力をさらに広げている。

ハミルトン「カーキ フィールド メカ コール オブ デューティ モダン ウォーフェア 4」 Ref.H69469930 12万1000円/手巻き(Cal.H-50)、約80時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース、カーキグリーンテキスタイルストラップ。直径38mm、厚さ9.5mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371 https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/WATCHNAVI編集部

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