10/23に公開した「ジュエリー&ファッションブランドの時計ってどうなの?他にはない“技術力”が光る実力派3ブランド厳選紹介」の記事では、ジュエリー&ファッションブランドならではのデザイン性と、ビッグブランドならではの高い技術力が光る時計を紹介しました。
様々なプロダクトをつくっているジュエリー&ファッションブランドの腕時計は、仕上げやデザインひとつとってもブランド独自のアイデンティティが際立つものばかりです。今回は、そんなジュエリー&ファッションブランドで抑えておきたい新作を中心にピックアップ。丸みを帯びた独特なケースデザインが美しいものや、3層にコーティングを施し明るめの質感を表現したモデルなど、随所に趣向を凝らしたデザイン性の高さが魅力的です。
ギヨシェ装飾を交互に配し、光の反射を美しく強調したデザインに
・エルメス「カレ アッシュ」
MoMA(ニューヨーク近代美術館)に永久コレクションされる作品を持つ建築家「マルク・ベルティエ」がデザインを手がけたモデル。2010年に数量限定発売されていましたが、リニューアル後レギュラーコレクションの仲間入りを果たしました。インデックスを2桁で統一したダイアルは、中央に縦横のギヨシェを交互に配すことで、光の反射を美しく強調しています。上質なカーフレザーのストラップが高級感を演出。
グレーダイアルに加え、精悍なブラックダイアルに赤い秒針が存在感を醸し出すモデルもラインナップ。
ダミエ柄やモノグラムなど、30種類以上の色や素材からストラップを選べる
・ルイ・ヴィトン「タンブール エッセンシャル グレー GMT」
サンレイ仕上げのシャイニーなグレー文字盤が美しいGMTモデル。ホームタイムを表示する赤い大型GMT針が存在感を主張します。傾斜したフランジの目盛りで視認性も確保。特殊開発システムにより、ストラップはワンタッチで簡単に付け替え可能。ダミエ柄やモノグラムなど、30以上の色や素材から選ぶことができます。ベゼルを排し、2ピース構造に。ケースサイドを立体的に仕上げた同モデルならではのデザイン性の高さが魅力的です。
丸みを帯びたケースと曲線を描くラグのデザインが目を惹く
・カルティエ「サントス ドゥ カルティエ ウォッチ LM」
飛行家アルベルト・サントス=デュモンと、ルイ・カルティエの友情によって1904年に誕生した、同社アイコンコレクションの新作。ビス入りベゼルが上下に伸び、簡単にストラップ交換ができる「クィックスイッチ」システムや、工具なしでブレスコマ調整ができる新機構「スマートリンク」が導入されました。オリジナルモデルに比べ、ベゼルからケース、ブレスレットにかけてつながるラインが滑らかに変化。ライン丸みを帯びたケースと、曲線を描くラグのデザインが特徴的です。
3層のコーティングとサンドブラスト加工でブランド独自の風合いを実現
・ブルガリ「オクト フィニッシモ オートマティック」
2017年のチタン製モデルがステンレススチールケースを纏って登場。ワールドレコードを記録した厚さ2.23mmの世界最薄自動巻ムーブメント「Cal.BVL138」搭載。デザイナーがこだわった明るめの色と質感を実現するため、ベースとなるステンレススチールにYGメッキを施し、その上からロジウム、パラジウムを順にコーティング。さらに、表面にはサンドブラスト加工を施した手の込んだ逸品です。
ケースとブレスに18Kローズゴールドを採用したラグジュアリー仕様(548万6400円)もラインナップ。