パテック フィリップは、リューズ巻き上げ式時計（1844年）やミニッツリピーター（1845年）、永久カレンダー（1889年）など数々の革新技術を開発してきた名門。2009年にはジュネーブ・シールに代わり、独自の品質ラベルPPシールを新設した。
スイス時計界の盟主にふさわしい重厚で芸術的な新作群
創業180周年を前にして今年もスイス時計界の盟主は精力的に新作を発表した。“初”ものも多く、ミニッツリピーターとワールドタイムの同時搭載、ノーチラス初の永久カレンダー、アクアノート初のクロノグラフ、そして生誕50周年を迎えたゴールデン・エリプスは、これまでにないアーティスティックな作品に仕上げた。179年の歴史を受け継ぐ14型（メンズ11型）の新コレクションは、いずれも技術が芸術に昇華されている。
クロワゾネにワールドタイムミニッツリピーターが揃い踏み
ミニッツリピーターとワールドタイムを統合した同社初の複雑時計。12時位置で示されている現地時刻を音で知らせるのは世界初で、そのゴングは地板ではなくケースに直接取り付けているため響きが美しい。文字盤にはレマン湖畔のラヴォーの眺望がクロワゾネで描かれている。
ミニッツリピーター、クロノグラフ、瞬時日送り式窓表示永久カレンダーを同時搭載した現行で唯一のトリプルコンプリ。クロノグラフは2時ボタンのシングルプッシュ式だ。
1968年に誕生した名機の誕生50周年記念モデル。18KWGのダイアルには手彫金の渦巻き模様と黒七宝が施される。同じ装飾を施した18KWG製カフリンクスが特製BOXに同梱。
ノーチラス初の永久カレンダーにして、同社現行モデルの永久カレンダーで最薄を誇る。2016年発表のノーチラス誕生40周年記念モデルと同じブルー・ソレイユ文字盤も神々しい。
アクアノート初のカジュアル＆シックなクロノグラフ
カジュアルシックなアクアノート初のクロノグラフは、フライバック付きのダイナミックなデザインが特徴。美しいブラック・グラデーションダイアルに、オレンジの目盛りとクロノグラフ秒針＆60分積算計針を配した。
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