果たして人は腕時計だけで生き残れるのか !? 現代のサバイバルウオッチ6選

いかなる場所でも正確な情報をユーザーに報せるために開発された腕時計は、ときにオーバースペックと言われることがあります。そんな超高性能ウオッチのなかから、各ブランドが研究を重ねて生み出した新旧6本の屈強モデルをピックアップしました。これさえあれば、現代社会を生き抜くなんて余裕でしょ!?

 

冒険する人の腕に不可欠な腕時計=サバイバルギア

時間を知ることの便利さにおいて、腕時計に勝るものはない。 その有用性は、先に取り上げた3つのエピソードからもご理解いただけたでしょう。

<参考>
陸・海・空 人は腕時計でサバイブできるのか!?
【陸編】北米大陸間移動の安全性を 大いに高めた鉄道時計――ボール ウォッチ「トレインマスター スタンダードタイム」
【海編】イタリア海軍の任務を支えた軍用ダイバーズ――パネライ「ルミノール 1950 レフトハンド 3デイズ」
【空編】宇宙空間で人命を救ったオメガのクロノグラフ「スピードマスター」

ここで取り上げる6本は、新旧の冒険者が望んだ性能機能を備える現行モデル。2本の航空時計は、未発達だったコックピット計器に並ぶフライトコンピューターとして、航空産業の成熟期に生まれたロングセラー。1957年に誕生したシーマスターも、 後に深海調査に使われて信頼性を証明した名作といえるでしょう。

左・【AIR】ロンジン リンドバーグ アワーアングルウォッチ 61万7760円/1927年に単独大西洋無着陸横断飛行を達成したチャールズ・リンドバーグの協力を得て作られた航空時計。自動巻き。SSケース。直径47.5㎜。3気圧防水
右・【SEA】オメガ シーマスター ダイバー300Mマスター クロノメーター 55万800円/ 定番ダイバーズウオッチの進化型は、 ガス排出バルブ付きの300m防水に加え1万5000ガウスの耐磁性能も有する。自動巻き。SSケース。直径42㎜
左上・【SEA】ジン U2.J-SBF 51万8400円/海上自衛隊潜水艦隊のドルフィンマークが文字盤に映える。200気圧防水。自動巻き。直径44㎜
右上・【LAND】カシオ G-SHOCK レンジマン 10万8000円/陸の極地を想定し、GPS機能が使えない充電残量になってもソーラー充電で一定時間再駆動できる機構を装備。縦60.3×横57.7㎜
左・【LAND】ビクトリノックス・スイスアーミー イノックス パラコード 8万5320円/ナイフに着想を得た形状のベゼルが個性的だ。クオーツ。SSケース。直径43㎜。20気圧防水
右・【AIR】ブライトリング ナビタイマー 1 B01 クロノグラフ 43 105万8400円/飛行士に欠かせない計算尺をクロノグラフに融合させた1952年発表作の現行モデル。SSケース。直径43㎜。3気圧防水

現代の腕時計は、私たちの想像をはるかに超えた機能と耐久性を獲得しています。G-SHOCKやイノックスといった異次元の堅牢ウオッチがこれから残すであろう、新たなサバイバルエピソードを楽しみに待ちたいところです。

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