ブライトリングは飛行機の黎明期から航空時計を創出し、航空界の発展に大いに貢献してきた時計ブランドである。そのシンボルといえる「ナビタイマー」と「アビエイター 8」に続く“空”のコレクション、「アベンジャー」が今回リニューアルを果たした。モダンでダイナミック、そしてタフな「アベンジャー」が、さらなる進化を遂げたのだ。
空の冒険家に欠かせないパートナーとして生まれたパイロットウオッチ
ブライトリングと航空分野の繋がりといえば、主として1930年代までさかのぼる。1940年代までにかけては航空機の要となるオンボードクロックなどを提供し、1950年代から1960年代にかけては多くのパイロットたちに「ナビタイマー」が愛用されるなど、どの時代でも航空界の信頼を勝ち取り、空のイメージを定着させてきた。
空を知り尽くすブライトリングは、アイコニックで伝説的な「ナビタイマー」、かつて製造していた軍民両用のコックピット計器をモチーフとする「アビエーター 8」、そして今回リニューアルされた「アベンジャー」がパイロットウオッチとしてラインナップしている。いずれも航空時計の進化を示す存在で、「アベンジャー」は現代の空の冒険家をサポートするモダンなデザインと機能を有するコレクションに位置付けられている。
2001 年に誕生した「アベンジャー」は、生まれながらに大胆なデザインが特徴だ。モデルチェンジ後もそのダイナミックさを受け継ぎつつ、同社が掲げる“プロのための計器”を実証する実用的機能を備える。耐久性の高いケース、両面無反射コーティングを施した極厚のドーム型サファイヤクリスタルガラス、保護プロテクター付きのねじ込み式リューズ、操作性と視認性を高めるライダータブ付きのラチェット式逆回転防止ベゼルが、コレクション共通のディテールである。
クロノグラフのサイズは3種類(48mm、45mm、43mm)に分けられ、ケースのマテリアルによってダイアルデザインが異なる。この辺りは従来よりも明確な差別化がなされ、ラインナップが整理された印象を受ける。なお、「ナイトミッション」とネーミングされたモデルは、軽量かつサビに強いチタン素材に、DLCコーティングをしてブラックケースに仕上げたモデルだ。
スーパー アベンジャー クロノグラフ 48 ナイトミッション
スーパーアベンジャー クロノグラフ 48
アベンジャー クロノグラフ 45 ナイトミッション
アベンジャー クロノグラフ 45
アベンジャー クロノグラフ 43
好みや着用シーンに合わせて豊富なバリエーションから選べる
存在感抜群の48mmサイズから、日本で人気の高い43mmサイズまで展開する新アベンジャー クロノグラフ。ギャラリー(ウオッチナビサロン本サイトでのみ表示)で紹介したように、クロノグラフだけでも10種類以上がラインナップする。いずれもインデックスと針にスーパールミノバ蓄光塗料を塗布して暗闇でも優れた視認性を発揮するほか、信頼性の高いキャリバー(ブライトリング13)を搭載するなど、実用性に長けている。また、ストラップは新たにミリタリーレザーストラップが設定され、通常の革ストラップとは異なる雰囲気を獲得。嗜好や着用できる場面の幅が広がった印象だ。さらに3針式やGMTモデル、リミテッドエディションも同時に発表された。それらについては、後日詳しく記事にする。
問:ブライトリング・ジャパン TEL.03-3436-0011
https://www.breitling.co.jp/
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