《新作時計》フルブラックで人気を博したハミルトンのダイバーズウオッチがチタンケースになった

スイスメイドのクオリティと手の出しやすいプライスから、「HAMILTON(ハミルトン)」の時計は世界中で愛されている。2020年も多数の魅力的なニューモデルが誕生する予定だが、中でもWATCHNAVI Salonがとくにヒットを予感した新作について解説する。今回は、かつてフルブラックデザインでブレークした大型ダイバーズのチタンケースバージョンについてお伝えする。

ブラックデザイン&巨大サイズの「カーキ ネイビー ビロウ ゼロ」に、チタンケースモデルが追加

フルブラックの人気ダイバーズがチタンを纏って再デビュー!!

ハミルトンの防水時計の起源をたどると、大きな水圧に耐える構造が研究され始めた1940年代までさかのぼる。この時代に同社はリューズをカバーする独自のプロテクターを発明。リューズ周りの気密性と衝撃からの保護、誤操作を防ぐ革新的なシステムとして受け入れられ、搭載する特殊ウオッチは潜水工作員に使われたという。その個性的なディテールは、現行の「カーキ ネイビー オープンウォーター オート」に見ることができる。

そうした防水機能の歴史を築いてきたハミルトンは、2008年にハミルトン史上最高クラス100気圧防水という「カーキ ネイビー ビロウ ゼロ」を発表。ステンレススチールケースからダイアル、ラバーストラップまでブラックに身を包んだ大型の本作は、ビッグウオッチブームを巻き起こした。その後、巨匠リドリー・スコットが手掛けた2015年のSF映画『オデッセイ』にて、主役を演じたマット・デイモンに着用されるなど、話題を振りまいてきた。そんな人気モデルに今年、待望の新バリエーションが誕生する。

新「カーキ ネイビー ビロウ ゼロ」は、軽量かつ耐食性に優れるチタンをケースに採用。ステンレススチールモデルと同じく、ブラックPVDを施すことで漆黒に仕上げている。存在感を放つ46mm径も継承し、ダイアル上のアラビア数字インデックスやブランド表記までもダークカラーで統一。一見、時刻が読み取りにくいように思えるが、ブラックカラーの各針にはルミノバ夜光が塗布されているため、視認性は十分に確保されている。

新作のチタンモデルと既存のステンレススチールモデルの見た目の違いというと、カレンダーの有無だ。ステンレススチールモデルは3時位置の小窓にホワイトの日付ディスクが見えているのだが、チタンモデルはさらにブラックを追求しているためデイト表示自体が排除されている。

その他、100気圧防水、飽和潜水用のヘリウムガス排出バルブ、硬質なサファイアクリスタル風防、滑り止めの刻みが入った逆回転防止ベゼル、ケース四隅の特大ビスなど、一世を風靡したステンレススチールモデル譲りのデザインが受け継がれている。再び時計界を席巻しそうなブラックダイバーズは、この4月にリリース予定だ。

ハミルトン「カーキ ネイビー ビロウ ゼロ」Ref.H78505330 21万4500円(予価)/自動巻き(Cal.H-10)。80時間パワーリザーブ。チタンケース(ブラックPVD加工)。反射防止加工済みのサファイアクリスタル風防。ラバーストラップ。直径46mm。100気圧防水。4月発売予定

 

問:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン TEL.03-6254-7371
https://www.hamiltonwatch.com/ja-jp/

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