スイス時計界では後発のブランドながら、“最短”で最高峰へと登り詰めた「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」は、前例にとらわれないコンプリケーションウオッチを次々に創出することで知られる。その最新作となるのが、トノウ カーベックスに大型の日付表示を搭載したモデルのステンレススチール仕様である。
オーセンティックな佇まいのなかにビッグデイトを備える
フランク ミュラー創業25年目(2017年)から少量限定で製作されている、トノウ カーベックスのアーカイブモデル=オリジナルシェイプ“2851”に、グランギシェ(フランス語で、大きな窓)を組み込んだのが「トノウ カーベックス グランギシェ」だ。
「LIMITED 2000」と名付けられた2000年登場の同機能を備えた時計を彷彿とさせる本作は、ビッグデイトのレイアウト、ビザン数字インデックスのサイズ、秒針の形状変更など、美意識を追求する観点からあらゆるディテールをアップデートした。昨年は気品あふれるイエローゴールドケースが登場し、クラシックウオッチの愛好家を満足させたが、今回はもっと日常的に使えるステンレススチールケースを初めて採用。これにマッチする文字盤として、シックで品格のあるブラック、瑞々しく輝くホワイト、工程を幾重にも重ねた深みのあるブルーが選ばれた。
12時位置の大きな日付は、二桁の日付を表示するにあたって2枚の回転ディスクを並列に重ね合わせ、それぞれの数字が2つの窓越しに出現する複雑なメカニズムとなっている。デジタルを想起させるこのシステムは、19世紀に作られた大型の柱時計などに使われていたものをモチーフにしており、離れたところからでも読み取りやすいようにあえて大きな表示方式にしていた頃を思わせる、ノスタルジックな機能ともいえる。その反対側(6時位置)にはスモールセコンドを配し、絶妙なバランスが保たれている。
新作「トノウ カーベックス グランギシェ」は、個性的なビザン数字と大きな日付表示に目が行くが、フランク ミュラーが得意とする太陽光のように放射状に広がるソレイユ模様のギヨシェ装飾によって、繊細さとエレガントさが高められている。そして曲線美を生かしたアイコニックなフォルムも見事。またしてもトノー(フランス語で、樽)の傑作に、魅力的なバリエーションが加えられた。
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問:フランク ミュラー ウォッチランド東京 TEL.03-3549-1949
https://www.franckmuller-japan.com/
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