「シチズン(CITIZEN)」といえば、高性能クオーツからGPSウオッチ、機械式時計まであらゆるジャンルの腕時計をラインナップしている。とりわけエレクトロニクスを駆使した最先端のエコ・ドライブ(わずかな光で動力を発電する機能)モデルは、世界的に評価が高い。スポーツウオッチブランド「プロマスター」に登場した最新機も、このエコ・ドライブに加えて高度計を搭載する高機能アウトドアウオッチである。
アナログ高度計を備える特殊なエコ・ドライブモデル
プロフェッショナルウオッチ「プロマスター」において、“LAND”のカテゴリーに属する最上位機種「エコ・ドライブ アルティクロン」に、2本のニューバリエーションが追加された。9月中旬にリリースされる本機について、まずは搭載機能について解説する。
高度1万m~海抜-300mまで計測可能な高度センサーを備える「プロマスター エコ・ドライブ アルティクロン」は、その情報を含むすべてを液晶ではなく針で表すことが最大の特徴である。
針でアルティメーターを可能にした巧みなデザイン
どこが優れているのかというと、時刻を表示したまま「高度」や「方位情報」を表示できること。しかもそれらの操作は基本ワンプッシュで起動でき、針の表現も判読性の良いものとなっている。
高度表示は上の画像通りで、2.5m単位・100m単位・1000m単位の3本の高度針で示す。各針に合わせたゲージがプリントされており、読み取りに誤りが少ない。さらに100m単位の高度針は方位針を、1000m単位の高度針はエコ・ドライブの充電量を示す針を兼ねており、各モードにおいて役割りを担っている。この巧みな表示と表現は、シチズンが培ってきたエレクトロニクス技術の賜物といえるだろう。
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