スイスに伝わる古くからの時計作りを実践しながら、モダンなエッセンスを取り入れることを得意にしている「レイモンド・ウェイル(RAYMOND WEIL)」。年明け早々にリリースされるニューモデルも、そんな“個性”を存分に発揮しつつ、洗練のイメージを与えるダークグレーの特別カラーを纏う注目の一本となっている。
シックなアントラシートカラー仕上げのスケルトンムーブメントを搭載
これまでも人気を博してきたレイモンド・ウェイルの代表作、フリーランサーのスケルトンモデルのグレードアップが発表された。最新作「フリーランサー Ref.2785-BKR-20000」は、フランスの伝統色“アントラシート”をムーブメントのカラーに用いたモダンな外観で、高級感や精緻さ、そして奥行きのある仕上がりが魅力となっている。
ベースとなっているメカは、インハウス製造の「キャリバーRW1212」。同社の開発チームがムーブメント専門メーカーのセリタ社と協力し、18か月をかけて2017年に完成させた、安定した精度を誇る自動巻きムーブメントである。その特徴は、通常12時位置にあるテンプを反対側(6時位置)へと移したことで、この直上の文字盤をくり抜いてテンプが駆動する姿を見て楽しむための設計になっている。そのまま12時側をスケルトン化する案もあるが、ロゴの配置や視認性の良さなどのデザインバランスの観点から、ダブルブリッジに支えられたテンプは6時側にポジションチェンジされた。
新作が搭載するキャリバーRW1212はまるごとスケルトン化されており、ダイアル全面で機械式時計の醍醐味である精密な構造をアピール。丁寧な仕上げやパーツごとの比重も調整し、見事な“魅せるムーブメント”とした。そしてアントラシート色にすることで、深く艶のある漆塗りのような美しさも獲得。これまで以上に魅力的なスケルトンウオッチへと昇華させている。
問い合わせ先:GMインターナショナル TEL.03-5828-9080
https://raymond-weil.jp/
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