ハイビートなゼニスの定番クロノグラフをベースに、日本の有名ショップが手掛けた限定時計が発売開始

めずらしい単色によってスタイリッシュさが増した

 

では、リリースされたばかりの「クロノマスター エル・プリメロ オープン TOMIYA Edition」に話を移そう。岡山を拠点に、倉敷や広島にも出店する西日本の有力正規店であるトミヤが、独自にゼニス本社へオーダーした特注仕様である本機は、2003年から継続販売されているロングセラーのクロノマスター エル・プリメロ オープンをベースとしている。このフラッグシップコレクションは、ダイアルの8時から12時位置にかけてがオープン窓になっており、そこから毎秒10振動で駆動している高速テンプを眺めることができる。無論、TOMIYA Editionもこのユニークなデザインが採用されており、着用しながらエル・プリメロキャリバーの醍醐味を味わえる。

 

 

そしてTOMIYA Editionのこだわりというのが、ゼニスが重要なコレクションに用いるカラーであるブルー、または洗練さと高級なイメージを与えるグレーの単色で文字盤を構成している点。レギュラーモデルの売れ筋は、1969年製のエル・プリメロ搭載ファーストモデルのカラーに由来する青・黒・赤をアクセントに使ったホワイト文字盤だが、TOMIYA Editionは単色で揃えることでよりビジネスユースもしやすく、スッキリしたフェイスにまとめられている。かと言って存在感はさすがで、絶妙なニュアンスによってクロノマスターの新たな魅力を引き出すことに成功した。

 

【レギュラーモデル】ゼニス「クロノマスター エル・プリメロ オープン」Ref.03.2040.4061/69.C496 103万4000円

 

「エル・プリメロ」とは、スペイン語で“ナンバー1”を意味する。その名称に相応しいクラス最高の毎時3万6000振動のハイスペック、完成度や信頼性の高さ、そしてヒストリカルなバックグラウンドを持つこの20世紀を代表する機械式ムーブメントと、世界中の高級時計を知り尽くすトミヤのタッグによって創造された「クロノマスター エル・プリメロ オープン TOMIYA Edition」は、間違いなくものづくりを愛する日本市場に受け入れられることだろう。ブルーとグレーそれぞれ25本ずつの少量生産のため、くれぐれも完売にはご注意いただきたい。

 

ゼニス「クロノマスター エル・プリメロ オープン TOMIYA Edition ブルーダイアル」113万7400円/自動巻き(自社製Cal.エル・プリメロ4061)、毎時3万6000振動、約50時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径42mm。10気圧防水。限定25本

 

ゼニス「クロノマスター エル・プリメロ オープン TOMIYA Edition グレーダイアル」113万7400円/自動巻き(自社製Cal.エル・プリメロ4061)、毎時3万6000振動、約50時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径42mm。10気圧防水。限定25本

 

問い合わせ先:トミヤ メカミュージアム TEL.086-226-1038 https://www.tomiya.co.jp/

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