時計好きの期待に応える「オリエントスター」が、パターンの異なる文字盤を重ねることで唯一無二のデザインを実現

先日、「オリエントスター(ORIENT STAR)」から発表されたクラシックコレクションの最上位モデルスケルトンの新作は、外観の美しさもさることながら自社製造の高性能シリコン製ガンギ車の初搭載で度肝を抜いた。まさにブランドの誕生70周年を祝うに相応しい、未来の機械式時計を見た印象である。

その興奮冷めやらぬうちに、再びニューモデルがいくつか発表されたが、ウオッチナビサロンではダイアルデザインに強い個性が与えられた「レイヤードスケルトン」に注目する。

1951年の誕生から70周年を迎えたオリエントスターは今年、“NOWHERE, NOW HERE(どこにもないもの。それがいま、ここにある。)”のテーマのもと、一年を通して独自の審美眼と高い技術力を生かしたタイムピースを複数リリースの予定だ

 

 

文字盤に斬新なテキスタイルパターンをあしらう

オリエントスターでもっともモダンなコレクションにあたる「コンテンポラリー」は、カジュアルファッションからビジネススタイルにまで幅広くマッチするデザインで好評を博している。3月25日発売予定の最新作「レイヤードスケルトン」も、スーツに合わせて使える機械式時計として開発された。そのモチーフは、ずばりスーツのテキスタイルから得たものである。

文字盤は2枚構成のレイヤー式になっており、スーツの表地をイメージしたという上部には交互の綾模様のヘリンボーン柄を、下部にはキュプラのような光沢感のある裏地を彷彿とさせるペイズリー柄を用い、異なる素材同士の組み合わせによってもたらされるコントラストを文字盤上に巧みに表現している。

また、オリエントスターの象徴的なディテールと言えるテンプを眺められる開口部がペイズリー柄の形状になっているほか、12時位置のパワーリザーブインジケーター部もオープンワークとするなど、ゼンマイ駆動のメカニズムを可視化することで機械式時計をより親しみやすく、そして奥行きをつくることで同時に高級感も生み出している。

緩やかな弧を描くラグは、ネクタイのディンプルや生地のドレープ感をヒントに設計。傷がつきにくく耐久性のあるサファイアクリスタル風防を備えるケースは、デイリーユースに十分な10気圧防水を確保。メタルブレスレットは美しさと実用性を兼備する5列タイプで、41mm径のピュアなラウンドケースと合わせることによってエレガントな雰囲気となっている。

文字盤のラインナップは、上層メインのヘリンボーン柄部がブラウンかブラック(いずれも下層のペイズリー柄部がネイビー)のほか、ホワイト(下層部がシルバー)の3色。ブラウンとブラックは、パターンのコントラストが強調されることで存在感を発揮し、ホワイトは透明感のある光沢を放って絵柄を浮き立たせている。なお、ホワイトモデルにはオリエントスタープレステージショップだけで販売される仕様もあり、こちらにはレザー製の交換用バンドが付属している。

オリエントスター「レイヤードスケルトン」Ref.RK-AV0B02Y 9万6800円/自動巻き(自社製Cal.F6F44)、50時間以上パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、両球面サファイアクリスタル(ARコーティング)。直径41mm(厚さ13.6mm)。10気圧防水。3月25日発売予定

 

オリエントスター誕生70周年記念限定モデルも登場

さらにオリエントスター70周年のアニバーサリーとして、世界限定1400本(国内700本、海外700本)のグリーン×ネイビーモデルも発売される。グリーンにはグラデーション塗装と大粒のシルバー&ブルーのラメ加工が施されており、ユニークで美しい外観を創出。このデザインは70周年限定の共通コンセプトである“星雲”を表しており、ケースバックに刻印されているシリアルナンバーとともに特別な演出となっている。

オリエントスター「レイヤードスケルトン」Ref.RK-AV0B05E 9万6800円/自動巻き(自社製Cal.F6F44)、50時間以上パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、両球面サファイアクリスタル(ARコーティング)、レザーバンド。直径41mm(厚さ13.6mm)。10気圧防水。3月25日発売予定。世界限定1400本(国内700本、海外700本)

 

問い合わせ先:オリエントお客様相談室 TEL.042-847-3380 https://www.orient-watch.jp/orientstar/

 

Text/WATCHNAVI編集部

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