時計界では今、“ブルー”が空前のブーム。名だたるラグジュアリーブランドも積極的に新作を投入しており、各社がこぞってダイアルの色彩・色調の表現や外装パーツにも青を取り入れるなど、創意工夫を図っている。
時計専門誌「ウオッチナビ」では、ブルーの注目モデルとして5本をセレクト。いずれもコンセプトやデザインが異なり、独自の魅力を放っている。
【ブルーウオッチ その1】
H.モーザー「エンデバー・センターセコンド コンセプト」
ロゴすらない美麗なブルーフュメダイアル
H.モーザーが得意とするフュメダイアルを、インパクトあるファンキーブルーで実現。ブランドロゴやインデックスだけでなく、基準を悠に満たしながらも「SWISS MADE」表記すら排したピュアなデザインを、熱心なコレクターたちが高く評価している。赤みの強い5Nのレッドゴールドケースとの相性も抜群だ。
問い合わせ先:エグゼス TEL.03-6274-6120 https://www.h-moser.com/ja/
【ブルーウオッチ その2】
ヴァシュロン・コンスタンタン「フィフティーシックス・コンプリートカレンダー」
便利なトリプルカレンダーと青が美しく調和
1956年製モデルに着想を得た新コレクション。実用的かつ手の出しやすいステンレススチールケースに相応しいカラーとして、ペトロールブルーの文字盤が開発された。PVD加工によって創出された若干グリーンがかった深い青が、中央部と外周で仕上げ分けされた端正なダイアルの存在感を際立たせる。
問い合わせ先:ヴァシュロン・コンスタンタン TEL.0120-63-1755 https://www.vacheron-constantin.com/jp/
【ブルーウオッチ その3】
オリス「オリス レイクバイカル リミテッドエディション」
青く美しいバイカル湖を水質汚染から守る
貴重な淡水資源として知られるロシア内陸のバイカル湖。この青く美しい湖面にインスパイアされたグラデーションダイアルをセットするのが、環境問題に熱心に取り組むオリスの限定ダイバーズである。本機の売り上げの一部は、水質汚染が懸念されている湖の環境視察活動を続ける団体「ポイントNo.1」の基金に提供される。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp
【ブルーウオッチ その4】
フランク ミュラー「ヴァンガード クレイジー アワーズ」
爽やかなブルーの素材が生み出す層を視覚化
複数層に重ねたブルーとホワイトから構成されたファイバー ハイブリッド コンポジット素材を、フランク ミュラー固有の3次元曲面を持つトノウ型ケースに造形。模様が浮き出たケースに収まるのが、クレイジーアワー表示を備える同配色仕上げの立体ダイアルだ。ヴァンガードらしい爽快なスポーティルックスも個性的。
問い合わせ先:フランク ミュラー ウォッチランド東京 TEL.03-3549-1949 https://franckmuller-japan.com
【ブルーウオッチ その5】
ゼニス「デファイ クラシック セラミック」
セラミック特有の艶によってブルーも映える
高温で焼成するために発色の安定が難しいセラミックケースを、気品高いブルーに仕上げた意欲作。ゼニスの象徴である星を象ったオープンダイアルから顔を覗かせるのは、エル・プリメロに比肩するシリコン製のアンクル&ガンギ車を使った自社製ムーブメント「エリート」である。
問い合わせ先:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス TEL.03-3575-5861 https://www.zenith-watches.com/jp_jp
Text/WATCHNAVI編集部