【装着レビュー付き】海洋保護に取り組むウオッチブランド「オリス」から、ジンベエザメをデザインに取り入れたブルーダイバーズがデビュー

地球環境に対する意識が高まっている背景もあり、時計ブランドも社会貢献としてエコ活動や保全支援を行う動きが散見される。その中でも「オリス(ORIS)」は以前からこの分野に積極的で、2010年からは毎年のように環境保護支援モデルをリリースしてきた。その最新作として「ホエールシャーク リミテッドエディション」が発表された。

絶滅が危惧されているジンベエザメを救うために

大きく開いた口が特徴のジンベエザメ(ホエールシャーク)。その口でプランクトンや小魚、海藻などを摂食する姿は、多くの人が動画や写真で見たことがあるだろう。性格はおとなしく、または臆病なことからダイバーにとって憧れの海洋生物となっている。

そんなジンベエザメは、海の汚染によって絶滅が危惧されている一種。サメの仲間として世界最大級の大きさを誇るこの魚を、15年以上も前から撮影を続け、保護活動も行っているへラルド・デルビラールをオリスはサポートしているのだ。

彼のミッションを支援する腕時計として開発された「ホエールシャーク リミテッドエディション」は、30気圧防水の本格的なダイバーズ機能に加えて、第3時間帯まで把握できるGMT機能を搭載するアクイス GMTをベース機として採用。文字盤にはジンベエザメの皮膚にヒントを得たユニークなパターンを施し、海をイメージさせるブルーに仕上げている。

オリスは近年、「クリーンオーシャン リミテッドエディション」で再生PETプラスチック製メダルを裏蓋にセットし、廃プラスチックによる海洋汚染の現状に警鐘を鳴らすなど、環境保護を訴えるタイムピースを続々と輩出してきた。それらは皆、安易なコラボレーションウオッチに留まっていないことこそ、オリスがこの問題に対して特別な想い入れがあることを示している。

なお本機は、ケースバックにジンベエザメのイラストや、限定数2016のうち何番目かを表すシリアルナンバーを刻印している。この“2016”という数字は、2016年に国際自然保護連合が発表したデータをもとにして、過去75年間に人類が及ぼした影響によってジンベエザメの個体数が半減したことが明らかとなり、同時に絶滅危惧種に認定された年であることに由来している。そうした世に対する問いかけも、実にオリスらしい選択といえる。

オリス「ホエールシャーク リミテッドエディション」Ref.798 7754 4175-Set 35万2000円/自動巻き(Cal.Oris 798)、毎時2万8800振動、42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット、セラミックベゼル。直径43.5mm。30気圧防水。世界限定2016本

 

問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp

 

Text/WATCHNAVI編集部

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