コンプリケーションをW搭載する至高のコンセプトウオッチ
ユニークさで魅せる「スイス・アルプ・ウォッチ」が存在する一方、ミニマリスティックかつクラシックを体現しているのが「エンデバー」である。腕時計らしいスタイルを踏襲しつつ、H.モーザー流の味付けを特徴としているコレクションだが、最新作「エンデバー・ミニッツリピーター」は腕時計の3大複雑機構のうちの2種、ミニッツリピーターとトゥールビヨンを同時に備えている。しかも文字盤側にゴングとハンマーをレイアウトした特別な設計により、コンプリケーションを魅せることにもこだわった。
本機もナチュラルな意匠を基本としてロゴやインデックスを排し、コレクション共通のリーフ針をセット。美麗なエレクトリックブルーを際立たせた表情となっている。この6時位置に、姿勢差誤差を解消する見た目も美しいミニッツ・フライング・トゥールビヨンを設置。スケルトン化した2本のブリッジや特殊なボールベアリングを用いるなど、高度なノウハウを有する同社においても最新鋭のトゥールビヨンとなっている。
そしてこの時計のハイライトが、ミニッツリピーターだ。同機構に精通するTimeless社に協力を要請し、通常では表からは見えないゴングとハンマーをダイアル側にレイアウトし、可視化することを実現している。このようなチャイムを奏でるメカニズムとトゥールビヨンを同列上に配置することは極めて困難で、しかもH.モーザーが控えめなデザインを求めた結果、湾曲したゴングを取り入れることになったという。また、音響壁の振動エネルギーの放出を抑えて効率的に音を伝達可能なチタンケースの採用も、美しい音色にこだわった末の選択と言える。
問い合わせ先:エグゼス TEL.03-6274-6120 http://h-moser.jp
Text/WATCHNAVI編集部
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