パネライやリシャール・ミルなど、強靭かつ質感に個性がある先進マテリアルの腕時計「カーボンウオッチ」を厳正3モデル解説

素材開発が進んだ近年の時計界では、“カーボン”を使った新作が一定数を占めるまでになっている。軽量で強靭、さらに非アレルギー性というメリットに加え、その独特な風合いは金属とは異なる魅力を秘めている。本記事では、カーボンを巧みに利用した注目の3モデルをピックアップ。

 

独自のハイテクカーボン素材と強力なルミノバ夜光を融合

パネライ「ルミノール マリーナ カーボテック-44mm」Ref.PAM01118 193万6000円

ルミノール誕生70周年を記念した70年保証付きブティック限定シリーズ。カーボンファイバーをベースとした自社開発のハイテク複合素材、カーボテックは、切断箇所の違いによる模様の個体差も魅力のひとつとなる。これをケースに用いた本機は、ダイアル外周やリューズプロテクターをスーパールミノバで飾って美観をアップ。自動巻き(自社製Cal.P.9010)。裏蓋はDLCコーティングを施したチタン。直径44mm。30気圧防水。ブティック限定270本。

 

問い合わせ先:オフィチーネ パネライ TEL.0120-18-7110 https://www.panerai.com/

 

 

カーボンベースの半透明素材で軽快なデザインを形成

グラハム「クロノファイター スーパーライトカーボン トランスルーセント」Ref.2CCCK.B41A.K92N 148万5000円

カーボンケースの先駆ブランドのひとつ、グラハムが打ち出した新基軸のクロノグラフ。炭素繊維そのものを可視化した赤い半透明の新素材「LTMカーボン」で、超軽量ボディと斬新なデザインを創出した。スモーク加工のサファイアクリスタル製ケースバックをセット。自動巻き(Cal.G1790)。ラバーストラップ。直径47mm。10気圧防水。

 

問い合わせ先:DKSHジャパン TEL.03-5441-4515 https://graham1695.com/

 

 

ゴールド&カーボンのボディに自社クロノグラフ機構を搭載

リシャール・ミル「RM 72-01 オートマティック フライバック クロノグラフ」2860万円

初めての自社製クロノグラフムーブメント「キャリバーCRMC1」は、特許取得のダブルスイングピニオンを搭載。これによりクロノグラフの秒・分積算計それぞれの駆動力を直接香箱から伝達する。煌びやかで複雑なフォルムのケースは18Kレッドゴールド製で、インナーベゼルにリシャール・ミルらしいカーボンを採用。自動巻き(自社製Cal.CRMC1)。ラバーストラップ。縦47.34×38.4mm(厚さ11.68mm)。30m防水。

 

問い合わせ先:リシャールミルジャパン TEL.03-5511-1555 https://www.richardmille.com/ja

 

Text/WATCHNAVI編集部

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