パリの芸術家とともに究極のミニマリズムを追求したコラボウオッチなど【H.モーザー】は2021年も限定で魅せる

スイスのラグジュアリーウオッチブランド【H.モーザー(H.MOSER & Cie.)】は2017年、同社初のステンレススチールケースウオッチを「パイオニア」からリリースした。従来はゴールドまたはプラチナのケースのモデルを展開していたが、高度な技術から生み出されるステンレススチールコレクションはいずれも高く評価されている。切れ味鋭い独特のダイアル表現も健在だ。

本記事では、H.モーザーが2021年に発表した至高のステンレススチールケースモデルをピックアップし、紹介する。

 

消しゴムでロゴも消した!? 遊び心たっぷりのアート作品

「エンデバー・センターセコンド・コンセプト X seconde/seconde/」Ref.1200-1229 247万5000円

パリ出身の芸術家とのコラボレーションウオッチで、「消しゴムはH.モーザーの大切な概念“除去とミニマリズム”の比喩でもある」とのアイデアから開発。ファンキーブルーフュメダイアルの“インデックスもロゴも消した”と言わんばかりに、消しゴムが時針のかわりに描かれている。極めて斬新で詩的な表現だ。

スペック:自動巻き(自社製Cal.HMC 200)、毎時2万1600振動、約3日間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径40mm(厚さ10.7mm)。日常生活防水。世界限定20本。

 

爽やかな印象を与えるブルーラグーンカラー

「パイオニア・トゥールビヨン Mega Cool」Ref.3804-1205 649万円

南の島へ誘うブルーラグーン フュメダイアルと、同色のストラップを組み合わせた一本。6時位置にトゥールビヨン、12時位置にブランドロゴが透明なラッカーで描かれており、見る角度によってロゴが消えたような印象に。

スペック:自動巻き(自社製Cal.HMC 804)、毎時2万1600振動、約3日間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、ファブリックストラップ。直径42.8mm(厚さ10.8mm)。12気圧防水。世界限定50本。

 

ブラックDLC仕上げで漆黒のデザインに

「スイス・アルプ・ウォッチ ファイナル アップグレード」Ref.5324-1205 374万円

スマートウオッチへのアンチテーゼとして2016年から続く話題作の最終版。人工素材で最も黒いとされるベンタブラック®を文字盤に採用し、ブラックDLCのステンレススチールケースと合わせた。6時位置の開口部は秒表示。

スペック:自動巻き(自社製Cal.HMC 324)、毎時1万8000振動、約4日間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(ブラックDLC加工/シースルーバック)、アリゲーターストラップ。縦44×横38.2mm(厚さ10.5mm)。日常生活防水。世界限定50本。

 

最高峰のWコンプリケーションを視覚的に愉しむ

「エンデバー・コンセプト ミニッツリピーター トゥールビヨン」Ref.1903-0500 4290万円

時を告げる2つのチャイムとハンマーを、新色エレクトリックブルーのダイアル側に配し、6時位置にトゥールビヨンも搭載した複雑時計。ロゴもインデックスも排除したシンプルな表情に崇高な気品が溢れる。

スペック:手巻き(自社製Cal.HMC 903)、毎時2万1600振動、約90時間パワーリザーブ、チタンケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ、直径43㎜(厚さ14㎜)、日常生活防水。世界限定20本。

 

H.モーザー(H.MOSER & CIE.)」を解説

創業年:1828年
創業者:ヨハン・ハインリッヒ・モーザー
創業地:ロシア/サンクト・ペテルスブルグ
現CEO:エドゥアルド・メイラン

19世紀に活躍した天才時計職人ハインリッヒ・モーザーが、自らの名を社名にしたブランドを創立。一時、途絶えたものの、2005年に復活を果たし、彼の遺志を受け継いで現在も高品質かつ独創的な時計開発を進めている。

 

問い合わせ先:エグゼス TEL.03-6274-6120 https://www.h-moser.com/ja/

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