腕時計とモータースポーツは強い絆で結ばれている。20世紀初頭ともに黎明期を迎え、まるで競い合うかのように進化してきた。それはクルマの性能アップに合わせて、時計界は計時精度の向上で応える必要があったためでもある。勝利のために技術の向上に挑戦してきた両者の濃密な関係は数多くのエピソードを生み出し、その伝説は現在に続いているのだ。
腕時計とモータースポーツにスポットを当てる本連載の6回目は、【カシオ エディフィス(CASIO EDIFICE)】とスクーデリア・アルファタウリの繋がりについて解説する。
《カシオ エディフィス&スクーデリア・アルファタウリ》
7年ぶりの日本人F1ドライバー、角田もエディフィスを着用
G-SHOCK、プロトレック、オシアナスに続くカシオのウオッチブランドとして2000年に誕生した「エディフィス」は、“スピード&インテリジェンス”をコンセプトに、時計と親和性の高いモータースポーツの世界観を一貫して表現している。2016年からはスクーデリア・トロ・ロッソのオフィシャルパートナーに就任。スクーデリア・アルファタウリにコンストラクターを改称した現在もスポンサードを継続している。同チームのレーシングスーツやマシンのノーズ部分に、CASIOとEDIFICEそれぞれのロゴがあしらわれているなど、ともに世界最高峰F1の舞台に挑んでいる。
なお、エディフィスはスクーデリア・アルファタウリのチームクルーの意見を反映させたコレクションも展開しており、実際に彼らも着用している。活動資金の提供以上の協力関係を築いているのだ。2021年シーズンは、7年ぶりの日本人F1パイロットとして角田裕毅がシートを獲得。フランス人ドライバーのピエール・ガスリーとともに活躍している。
勢いある若手ドライバーの躍動感と情熱を共有できるクロノグラフ
カシオ「エディフィス」Ref.EQB-1100YDC-1AJF 6万500円
アルファタウリのメンバーが普段から愛用中の薄型スマートフォンリンクモデル。200ラップまで計測・メモリーでき、1/1000秒単位のクロノグラフデータを専用アプリケーション「EDIFICE Connected」を使ってスマートフォンへ転送することも可能だ。個性的なオクタゴンベゼルにラグジュアリー感が漂う。モバイルリンク機能(対応携帯電話とのBluetooth通信による機能連動)を搭載。タフソーラー(ソーラー充電システム)。ステンレススチールケース&ブレスレット(グレーIP加工)、内面反射防止コーティングサファイアガラス風防。直径44.6mm(厚さ8.9mm)。10気圧防水。
問い合わせ先:カシオ計算機 お客様相談室 TEL.03-5334-4869 https://www.edifice-watches.com/jp/ja/