宮廷時計師に師事したF.A.ランゲによって創業された【A.ランゲ＆ゾーネ（A.LANGE & SÖHNE）】。東西ドイツの再統合を経て、再びドイツ時計産業の聖地へと返り咲いた。この名門が、傑作時計「カバレット」を久々に復活させた。
超絶手仕上げと共に一度限り!? の復活劇
A.ランゲ＆ゾーネは1997年、純粋なレクタンギュラーウオッチ「カバレット」を発表した。専用の角形ムーブメントで駆動する唯一のファミリーだったが、トゥールビヨンが製造終了となって以降、しばらくカタログから姿を消していた。
その後も熱心なファンに支持されてきたカバレットが、ついに最上級の職人技術を凝縮した限定エディション「ハンドヴェルクスクンスト」から登場した。文字盤中央の美しいダイヤモンド模様のエングレービングは、高温焼成の半透明グレーエナメルによって文字盤全体を仕上げることで、他にはない表情を作り出している。
通常モデルとしての復活ではないため、カバレットは再び知る人ぞ知る存在になるかもしれない。A.ランゲ＆ゾーネの希少な角形時計は、目にすることさえ奇跡と言えそうだ。
A.ランゲ＆ゾーネ「カバレット・トゥールビヨン“ハンドヴェルクスクンスト”」Ref.703.048 価格要問い合わせ
2008年発表作をベースに、30本限定で超絶仕上げを施した特別版。ハンドヴェルクスクンストの7作目となる本機は、三部構成の18Kホワイトゴールド文字盤の中央と、自社製造の手巻きキャリバーL042.1に見られる手彫りのダイヤモンド模様が印象的。テンプはフリースプラングに変更されている。プラチナケース。縦39.2×横29.5mm。
問い合わせ先：A.ランゲ＆ゾーネ TEL.0120-23-1845 https://www.alange-soehne.com/ja/
- TAG