独自のデザインとストラップ交換の仕組みで【トム フォード】は時計好きをも魅了!! 待望の新作「N.003」でさらなる勢力拡大を目指す

世界的な知名度を誇るラグジュアリーブランド【トム フォード(TOM FORD)】が、時計界に参入したのは2018年のこと。以来、注目を集め続ける独創ウオッチの魅力をニューモデルを中心に詳解する。

 

“第三の波” ブランドの本質を表すラグジュアリーな一本

「N.003」Ref.TFT003 001 24万2000円(時計本体)+「ブレイデッドストラップ」Ref.TFS001 04 013 5万5000円
デビューモデルN.001に通じる角形シェイプながら、ボリューム感のあるビス打ちベゼルが個性を主張。対して文字盤はインデックスを持たない2針という構成でミニマルなルックスに。TFロゴを12時位置に初採用した。クオーツ。ステンレススチールケース。縦53×横31.5mm。日常生活防水。

 

 

アメリカの未来学者アルビン・トフラーは、名著『第三の波』において農業革命、産業革命の次に情報革命がやってくることを1980年時点で予言していた。

いま、時計界ではストラップのインターチェンジャブルシステムが花盛りだ。これの利点は、もちろんオーナー自身がストラップを付け替えられること。長く新鮮な気持ちで時計と向き合えるのみならず、TPOに応じた使い分けができるなど、その魅力は計り知れない。トム フォードは最も洗練された形状を2018年のデビュー作から採用し、自社タイムピースのアイコンデザインとした。

N.001の衝撃から約1年を経て登場したラウンドケースのN.002では、機械式を含めた多彩なバリエーションを展開。これもまた他社に先駆けたマルチサイズ展開を行い、ジェンダーレスに幅広くリーチしていった。

そして迎える4年目に発表されたN.003は、角形シェイプに回帰するもサイズは一転して大型に。ミニマルな文字盤の意匠との対比により、セクシーなラインが際立つケースへの視線誘導に成功した。本機は、まさしく世界的ラグジュアリーブランドが持つイメージそのまま。こうした「ブランドステートメントの具現化」こそ、現代時計界にやってくる“第三の波”となるに違いない。

 

<無限の組み合わせから自分のスタイルを発見する楽しみを提案>

“第一の波” シンプルなのに個性的な新感覚の角形時計

「N.001」Ref.TFT001 015 24万2000円(時計本体)+「ステンレススチールブレスレット」Ref.TFS008 04 001 10万3400円
第1弾となったレクタングルウオッチ。01、02のようにインデックスを2桁表示で統一し、対称性を保った文字盤と、ループタイプのラグなどの特徴を有する。縦40×横27mmのMサイズもあり、文字盤色や素材違いも豊富。クオーツ。ステンレススチールケース。縦44×横30mm。3気圧防水。

 

 

トム フォードの腕時計は、もちろん創業デザイナー本人が監修。品質にこだわるブランドらしく、外装とムーブメントに関しては、2017年に施行された法令を遵守する、れっきとしたスイス・メイドである。

50種類以上も用意されるストラップはドイツ製ステンレススチールブレスレット、イタリア製アリゲーターを除く大半をフランスのスペシャリストが手がけている。手作業で編み込まれるアイコニックなブレイデッドレザーストラップを筆頭に、そのどれも職人技が詰まった逸品揃い。だからこそ、ストラップを買い足すほどに満足度が倍増するのだ。

文字盤色は、どのコレクションも定番のホワイトとブラックを揃え、さらにクロームやブルー、ブラウンなどの特別色を一部モデルに用意。ロンハーマンエクスクルーシブモデルなど、特定店舗でのみの展開もある。

最新型となるN.003に至るまで、同等サイズであればストラップに互換性があるのも嬉しい点。すでに複数のストラップをコレクションしている人なら、N.003の時計本体だけ買い足せば即戦力として着用できる。なにより文字盤がシンプルなので、あらゆる服装とも相性よくまとまるのは大きな魅力。店頭で試す機会があれば、ぜひ自分好みのスタイルを発見してみてはいかがだろう。

 

“第二の波” 3サイズで豊富に展開されるラウンドウオッチ

「N.002」Ref.TFT002 017 39万8200円(時計本体)+「アリゲーターストラップ」Ref.TFS002 04 047 8万2500円
ラウンド型のN.002は、2019年に登場。自動巻きムーブの搭載は直径40mmのみで、ケースバックはシースルー仕様。クオーツ搭載の2針は直径38mmと直径34mmでも展開される。文字盤は、N.001と共通のフォントを使い、丸形でもシンメトリーデザインを徹底。ステンレススチールケース。3気圧防水。

 

 

目の肥えた有名正規時計店のバイヤーがその実力を認めて取り扱いを決めるなど、トム フォードの腕時計は品質が高い。加えて、ストラップチェンジで広がる無限の可能性。“第一の波”と“第二の波”を含め、自分好みが必ず見つかるに違いない。

 

時計界にも波及するサスティナブルの動き 深刻な海洋汚染に対するトム フォード流の取り組みとは!?

トム フォードは昨年、持続可能な社会を目指す取り組みの一環として「N.002 オーシャンプラスチック タイムピース」(18万1500円)を発表。ケースとストラップはアップサイクルした100%オーシャンプラスチック製で、時計1本の製造ごとにペットボトル35本分相当が除去されるという。これもまた「ブランドステートメントの具現化」の一環といえよう。

 


SHOP LIST

●全国のトム フォード 直営店
●トム フォード タイムピース 取扱時計店
・大丸札幌店5F TEL.011-828-1111
・ISHIDA N43°(札幌) TEL.011-200-4300
・ISHIDA 新宿 TEL.03-5360-6800
・ISHIDA 表参道 TEL.03-5785-3600
・タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋 TEL.03-3211-4111
・日本橋三越本店 6階 ウォッチギャラリー TEL.03-3241-3311(代)
・東武百貨店 池袋店6F TEL.03-3981-2211
・銀座天賞堂 TEL.03-6264-5156
・RESTIR(東京) TEL.03-5413-3708
・TITTO COLLECTION(福井) TEL.0776-26-2011
・大丸心斎橋店 本館6F TEL.06-6271-1231(代)
・トミヤ ユーロサロン店(岡山) TEL.086-232-1038
・トミヤ 倉敷店 TEL.086-430-1038
・アイアイ イスズ本店(高松) TEL.087-864-5225
・大丸福岡天神店 東館エルガーラ4F TEL.092-712-8181
●全国のロンハーマン各店

 

トム フォード タイムピースのフルコレクションが一堂に会するポップアップフェアが大阪&東京で開催

【大阪】「TOM FORD OCEAN PLASTIC TIMEPIECE POP UP」
■開催期間:開催中〜2021年10月19日(火)
■開催場所:阪急メンズ大阪 1階プロモーションスペース

【東京】「トム フォード タイムピース コレクション」
■開催期間:開催中~2021年10月26日(火)
■開催場所:タカシマヤ ウオッチメゾン 東京・日本橋 プロモーションスペース

 

問い合わせ先:トム フォード タイムピース TEL.03-4360-5608 https://tomford.com/watches/

 

Text/水藤大輔(本誌) Photo/山口雅則

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