アメリカ発のウオッチブランド「TIMEX(タイメックス)」が、10月20日に、コカ・コーラとコラボレーションしたグローバル展開の限定モデルの発売を開始した。商品は3型あり、価格は1万1200円〜。渋谷ロフトでは、発売に合わせて日本独自企画として11月18日まで自動販売機による販売を実施する。
限定品のモチーフは、1971年に放映されたコカ・コーラのCM「ヒルトップ」
このたびタイメックスから発売されたコカ・コーラとのコラボウオッチは、1971年に公開されたCM「ヒルトップ」公開50周年を祝して制作されたもの。広報資料によれば、「ヒルトップとは、多様な国籍、人種の男女がオリジナルソング”I’d Likke to Buy the World a Coke(世界中の皆にコーラを買ってあげたい)”を合唱するという、人種差別やベトナム戦争が泥沼化していた当時話題となったCM」だという。
商品はTIMEXの代表的なモデル「クラシック デジタル」「Q タイメックス」「スタンダード」をベースにした3種類。いずれも70年代をイメージしたスペシャルグラフィックをデザインに取り入れ、デジタルモデルでは「ヒルトップ」の楽曲がアラーム音で楽しめるという。
本企画はタイメックスがグローバルに展開する商品であり、コカ・コーラ日本法人は関係ないとのこと。発売に合わせて渋谷ロフトに設置された時計が購入できる自動販売機の設置も、タイメックスの正規代理店であるウエニ貿易が主導。10月20日の渋谷ロフト開店前に行われた自動販売機の除幕式でも、ブランドPR石川留巳さんから「世の中に明るいニュースを届けたい」という企画意図の説明があった通り、実際に腕時計を自動販売機で購入するという体験は、なかなかできないだろう。
実際の購入にはレジで商品を指定して、必要な代金を支払う代わりにコインを受け取るところから始まる。そのコインを投入して希望の商品番号を入力すると、マシンが時計の入った缶型の容器を掴み、取り出し口まで運んでくれるという仕組みだ。この自動販売機は、取り出し口に緩衝材を入れて腕時計に万が一の衝撃が加わらないようするなど、ウエニ貿易が数々の腕時計の取り扱いを通じて得てきた配慮が盛り込まれた特注品だという。
街に人流が増え、これからホリデーシーズンを迎える今、人気商品と有名企業のコラボ商品、そしてSNSのネタにも使えそうなユニークな販促企画という試みが成功するのか。カジュアルウオッチ販売店は注目しておくべきだろう。
問い合わせ先:ウエニ貿易 Tel.03-5815-3277
https://www.timexwatch.jp/
TEXT/Daisuke Suito(WATCHNAVI)
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