時計とモータースポーツは深い関係で結ばれてきた。それは単にブランドイメージを上げるための施策としてチームやドライバーをスポンサードする意味もあるが、“計時”の担い手として時計メーカーが関わっている例もある。その関連性ではスイスの高級時計ブランド【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】は、モータースポーツに貢献してきた代表格と言える。先日はパートナーであるレッドブル・レーシング・ホンダのドライバー、マックス・フェルスタッペンがF1ドライバーズワールドチャンピオンに輝き、タグ・ホイヤーのサポートに改めて注目が集まった。
タグ・ホイヤーのバックアップもあってフェルスタッペンが悲願のチャンピオンに!!
アラブ首長国連邦(UAE)の首都・アブダビで12月12日に開催されたF1アブダビグランプリで、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンがポールトゥウィンで今季10勝目を飾り、自身初そしてオランダ人として初めてドライバーズワールドチャンピオンに輝いた。王者ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)を僅差でかわしての獲得ということもあり、歴史的な勝利を掴んだのだ。
タグ・ホイヤーは、この新しい勝者が所属するレッドブル・レーシング・ホンダとスポンサーシップを結んでいる。1970年代からF1に携わり、伝説的なF1ドライバーのアイルトン・セナには公私ともに愛用されたことでも知られるブランドだ。今季、マックス・フェルスタッペンがドライバーズワールドチャンピオンを近づけた一戦に、モナコグランプリがあり、ここでの勝利が王座に大きく左右した。テクニカルかつスリリングな名物コースはかつてアイルトン・セナが得意とし、タグ・ホイヤーにとっても重要なグランプリとなっている。そこに運命的なものを感じざるを得ない。
タグ・ホイヤーのCEO、フレデリック・アルノー氏は次のように語っている。
「タグ・ホイヤーは、レッドブル・レーシング・ホンダの誇りあるパートナーとして、マックス・フェルスタッペンをはじめとするチームの素晴らしい成果を祝福したいと思います。また、数か月前にマックスにプレゼントしたタグ・ホイヤーのモナコが、引き続きマックスに幸運をもたらしていること、そしてこの“幸運のお守り”がチャンピオンシップ争いでのマックスの総合優勝に貢献していることを嬉しく思います」
タグ・ホイヤーとモータースポーツの関係を示す逸品
「タグ・ホイヤー モナコ チタン キャリバー11 スペシャルエディション」Ref.CAW218B.FC6496 93万5000円
1969年、世界初の自動巻きクロノグラフムーブメントを搭載して誕生した初代モナコ。当時としては斬新な防水機能を持つ角型時計としても知られており、リューズがケース左サイドに設置されているのも特徴だった。レーシングクロノグラフとして開発され、映画『栄光のル・マン』ではスティーブ・マックイーンが着用したことも印象深い。その伝統的なスタイルを踏襲する本機は、ケースに軽量かつサビに強いチタン素材を採用した特別仕様。もっとも有名なレギュラーモデルのダイアルはブルーだが、こちらはサンレイ仕上げのメタリックなグレーで、2つのインダイアルにエレガントなブラックを配色。レーシングカーのタイヤの溝にインスパイアされたテクスチャーを施したアリゲーターストラップが組み合わされている。
スペック:自動巻き(Cal.11)、毎時2万8800振動、40時間パワーリザーブ。チタンケース(サンドブラスト加工/シースルーバック)、アリゲーターストラップ。縦横39mm。100m防水。世界限定500本。
レーシングスピリットを体現するクオーツクロノグラフ
「タグ・ホイヤー フォーミュラ1 クロノグラフ レッドブル レーシング スペシャルエディション」Ref.CAZ101AK.BA0842 22万円
レッドブル・レーシング・ホンダとのコラボレーションによって生まれた数量限定モデル。2020年に同F1チームが投入したマシン「RB16」からインスピレーションを受け、車体に使われている深みのあるブルーをメインに、レッドとイエローをアクセントとして使っている。時速を計測するためのタキメーターを配したアルミニウム製ベゼルもブルーで統一した。43mm径のケースはサテン仕上げの多用でスタイリッシュさを強調。一方でねじ込み式のケースバックはポリッシュ仕上げとなっており、チェッカーフラッグのパターンをモチーフとするあしらいやチームのロゴなどが刻印されている。
スペック:クオーツ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径43mm。200m防水。数量限定。
問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/
Text/WATCHNAVI編集部
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