スイスの【タグ・ホイヤー(TAG HEUER)】は160年以上の歴史を重ねてきた名門ウオッチブランドである。数々の傑作時計を輩出しており、ホイヤー社時代の1962年に開発した「オータヴィア」もそのひとつ。誕生からちょうど60周年を迎えるにあたり、同モデルに敬意を表す新コレクションを発表した。
シースルーバックからは、自社製造のホイヤー02 COSC フライバックが鑑賞できる
高精度なキャリバーホイヤー02 COSC フライバックを構成する、スケルトンデザインのブラックローター
1960年代後半、タグ・ホイヤーの前身であるホイヤー社はドイツ連邦軍からのオーダーに深く関わっていた。コレクターの間で現在も高い人気を誇る「1550 SG」は、ドイツ空軍のフライバック クロノグラフとして特別に製作されたもの。パイロットたちの特別な要求に応え、その使いやすさと信頼性が高く評価された。その革新的スタイルを踏襲する
フロントとバックにサファイアクリスタルをセットし、耐久性と実用性を向上させている
一目でそれとわかる特徴的なクロノグラフプッシャーと大きなリューズを搭載。タグ・ホイヤーの歴史的なダッシュボードタイマーからインスピレーションを得たディテールだ
「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」
オータヴィアのDNAを受け継ぐはっきりとした特徴のひとつである両方向回転ベゼルはセラミック製
アワーマーカーと針にスーパールミノバ夜光を施し、素早く確実に読み取れるダイアルを形成
歴史的なオータヴィア、「73663」からインスピレーションを得たデザインを採用
発表されてから60周年を迎える「オータヴィア」は、堅牢で信頼性の高い不朽のタイムキーパーとして知られる
新コレクションは「オータヴィア」の伝統に敬意を表し、過去から得たインスピレーションと現代的なデザインを融合
「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」
オータヴィア誕生60周年を記念するフライバック クロノグラフ&コレクション初のGMTウオッチ

オータヴィアは1962年に初登場(同名の自動車や航空機のダッシュボードタイマーは1933年に登場)。タグ・ホイヤー躍進のキーパーソン、ホイヤー家4代目のジャック・ホイヤー氏の主導による最初の腕時計が、このオータヴィアだったわけである。ちなみにその名称は、同社が重視して支えてきた2つの分野=AUTomobile(自動車)とAVIAtion(航空)から成る造語だ。
複雑なフライバック機能を搭載する横3つ目のクロノグラフ

「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」は、オータヴィアとして自社製造のキャリバー ホイヤー02 COSC フライバックを初めて搭載するクロノグラフ。ストップウオッチ機能を停止することなく、クロノグラフの関連針をリセットして計測をリスタートする、いわゆるラップ計測ができる。今回、2種類のバリエーションがラインナップされ、ひとつは1960年代に極めて限定的に生産された希少なパンダダイアルへのオマージュモデルで、ポリッシュ仕上げメインのステンレススチールケースを採用。もう一方は、ブラックダイアルとDLCコーティングされたステンレススチールケースを用い、過去のミリタリーウオッチとの繋がりを表したモデルだ。いずれもブラックセラミック製トップリングを備えた、両方向回転ベゼルがセットされている。
「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」Ref.CBE511B.FC8279 74万8000円/自動巻き(自社製Cal.ホイヤー02 COSC フライバック)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。ポリッシュとサテンで仕上げ分けしたステンレススチールケース(シースルーバック)、セラミックベゼル、アリゲーターストラップ。直径42mm(厚さ15.68mm)。100m防水
「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー フライバック クロノグラフ」Ref.CBE511C.FC8280 82万5000円/自動巻き(自社製Cal.ホイヤー02 COSC フライバック)、毎時2万8800振動、約80時間パワーリザーブ。ポリッシュとサテンで仕上げ分けしたステンレススチールケース(ブラックDLCコーティング/シースルーバック)、セラミックベゼル、アリゲーターストラップ。直径42mm(厚さ15.68mm)。100m防水
セラミックベゼルに第二時間帯表示を備えるGMTモデル

サンレイブラッシュの鮮やかなブルーダイアルが印象的なGMTモデル「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー GMT」は、COSC(スイスクロノメーター検定協会)認定のキャリバー7を搭載。先述のように、オータヴィア初の第二時間帯表示を備えるモデルとなっている。
24時間表示の両方向回転ベゼルは日中の時間帯のブルーと夜間のブラックに色分けされており、傷に強いセラミック製。フライバック クロノグラフモデル同様に、針やアラビア数字インデックスには蓄光型スーパールミノバが塗布されており、暗闇においても優れた視認性を発揮する。また、ブレスレット(写真)もしくはアリゲーターストラップの選択が可能。いずれも簡単に交換ができるシステムが備えられており、後から追加可能なように単品でも販売される。
「タグ・ホイヤー オータヴィア 60周年アニバーサリー GMT」Ref.WBE511A.BA0650 49万5000円/自動巻き(Cal.7 COSC GMT)、毎時2万8800振動、約46時間パワーリザーブ。ポリッシュとサテンで仕上げ分けしたステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット、セラミックベゼル。直径42mm。100m防水
問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/
Text/WATCHNAVI編集部
- TAG
-