創業は1888年で、スイスでも数少ない独立したオーナー経営によるウオッチメーカー、【カール F. ブヘラ(Carl F. Bucherer)】から世界16都市をテーマとする特別限定モデル「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ホームタウンエディション」が誕生した。日本国内では「東京エディション」がリリースされている。価格は104万5000円(税込)。日本国内限定88本。
愛する街を想起させるユニークなタイムピース
「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ホームタウンエディション」は、カール F. ブヘラがセレクトした16都市をデザインのモチーフとする、新しい発想から生まれたタイムピースだ。同社の生まれ故郷であるスイスの都市、ルツェルンをはじめ、バーゼル、ベルン、ジュネーブ、ザンクト・ガレン、ツェルマット、チューリッヒのほか、ウィーン、パリ、ベルリン、ミュンヘン、北京、ロンドン、ムンバイ、ニューヨーク、そして東京が16の都市として今回選ばれた。
カール F. ブヘラのサーシャ・モエリCEOは、本機について次のように語っている。
「故郷とは、自分のルーツがあり価値観が形成された特別な場所です。どんなに離れていても、故郷は常に心のよりどころとなって私たちを支えてくれます。ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ホームタウンエディションはこの絆へのオマージュであり、時計愛好家の皆様が愛する街を手首にまとって、宝物のように大事にしていただけます」
各都市を象徴する風景をケースバックにデザイン
特別仕様の本機は、2019年に発表されて人気を博すヘリテージ バイコンパックス アニュアルをベースとしている。そのデザインは、1950年代に遡るブランドのアーカイブピースからインスピレーションを得たもので、ヴィンテージと現代が融合した独創的なビジュアルが特徴だ。
また、ケースバックにセットされたサファイアクリスタルには、それぞれの都市を象徴する風景が2層で立体的に描かれている。たとえば「ルツェルンエディション」は街のランドマークであるカペル橋が、「東京エディション」は富士山の背景に高層の建築物や寺院がデザインされている。
東京エディションのテーマカラーは“緑”
「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル ホームタウンエディション」はイエロー、ブラウン、バーガンディ、グリーン、ミントの計5色の文字盤で展開されている。「東京エディション」はミントカラーが採用されており、新宿御苑、代々木公園、日比谷公園といった都心にも緑のある公園が点在していることを表現したもの。
文字盤の中央はシルバーがかっており、外周に向かって放射状にグラデーションが濃くなっている。サンレイブラッシュ加工を施した表面は、見とれてしまうような美しい仕上がりとなっている。ロジウムメッキされた時分針には、めずらしいブラックスーパールミノバの夜光が塗布されている。充実の機能も魅力で、クロノグラフ、タキメータースケール、ビッグデイト(12時位置)、月表示(4時-5時の間)、カレンダーは年に一度、3月1日に調整するだけで正しい表示を行う年次カレンダー(アニュアルカレンダー)となっている。
問い合わせ先:スイスプライムブランズ/カール F. ブヘラ事業部 TEL.03-6226-4650 https://www.carl-f-bucherer.com/ja
Text/三宅裕丈
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