角型クロノグラフ「タグ・ホイヤー モナコ」のスペシャルエディションは1970年代のマットブラックモデルをオマージュ

1860年、スイスのサンティミエで創業した【タグ・ホイヤー(TAGHEUER)】は、モータースポーツの計時などで技術を培い、数々の革新的な時計や機構を生み出してきた。今回、ブランドを代表するアイコニックピース「タグ・ホイヤー モナコ」より、漆黒のデザインが特徴のスペシャルエディションが誕生した。

初代モナコが自動巻きクロノグラフ&防水スクエアケースという全く新しい価値を持ち込んだ

 

モナコが誕生した1969年当時、その存在はとてもユニークだった。手巻きクロノグラフしかなかった時代に、初の自動巻きクロノグラフとして登場。防水機能を持ったスクエアケースを採用し、クロノグラフの新時代を告げるような斬新さがあった。デザインとスペックを両立したモナコは1970年代半ばに一度生産を終了したが、復活を望む声の後押しもあって1998年に再びラインナップに復帰。伝統のデザインコードを受け継ぎながら、時代に合わせたブラッシュアップがなされている。

1970年代のモナコから着想を得たマットブラックカラー

新作「タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ スペシャルエディション」は、1970年代の「ダークロード」と呼ばれたモナコのカラーリングにインスパイアされた外観を形成している。軽量かつ耐腐食性に優れるグレード2チタンのケースに、硬度を上げる効果と、「ダークロード」固有の深みのあるマットブラックカラーの再現に適するブラックDLC加工が施されている。リューズやプッシャーも同様の加工がなされ、精悍なフルブラックで統一された。

ダイアルには2種類の仕上げを使用。中央にはサーキュラーブラシによるサテン仕上げがなされ、なめらかな質感を表現。外側にはサンドブラストによるグレイン仕上げを施し、タイヤとサーキットのグリップを巧みに表した。そして、エレガントな18K 5Nローズゴールドプレートの針とインデックスにはスーパールミノバを塗布し、昼夜問わず高い視認性を確保している。ブラックオパーリン仕上げの30分積算計(3時位置)と12時間積算計(9時位置)のインダイアルにはディープレッド色の針をセットし、コントラストを際立たせて計測時間を読み取りやすくした。

ゴールドローターが華やかな自社ムーブメント

搭載ムーブメントはタグ・ホイヤーのマニュファクチュールキャリバーのフラッグシップ、キャリバー ホイヤー02。クロノグラフの作動方式に、スタート・ストップ・リセットを精密な操作で正確に行えるコラムホイールを採用。伝達方式には、精度が高く針飛びしにくい垂直クラッチを使うなど、高性能なパーツが使われている。また、パワーリザーブは余裕のある80時間を確保している。現代的なスペックを誇るこのメカには、仕上げの美しい18K 5Nローズゴールドプレートのローターが取り付けられており、シースルーバックから鑑賞することができる。

タグ・ホイヤー「タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ スペシャルエディション」 Ref.CBL2180.FC6497 96万8000円/自動巻きムーブメント(自社製Cal.ホイヤー02)、毎時2万8800振動、80時間パワーリザーブ。チタンケース(ブラックDLC加工、サンドブラスト仕上げ/シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径39mm、厚さ15.21mm。100m防水

 

問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー TEL.03-5635-7054 https://www.tagheuer.com/jp/ja/

Text/WATCHNAVI編集部

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