世界で愛される時計界の雲上ブランドの魅力を掘り下げる vol.4 ――【パテック フィリップ】現行コレクション編

時計趣味人にとって、雲上ウオッチブランドの名品はいつか手に入れたいもの。そんな至高のブランドを掘り下げる本特集のvol.4も引き続き、時計史に輝く数々の革新技術を生んできた【パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)】の魅力を、現行ラインナップから解説する。

 

「グランド・コンプリケーション(Grand Complications)」 パテック フィリップの真骨頂

1839年の創業時より研鑽を積んできた複雑時計製造は、まさしくパテック フィリップの革新性を体現。永久カレンダーやスプリット秒針クロノグラフ、ミニット・リピーターなど、ときにこれらを複数組み込んだメカニズムは比類なき存在感を放つ。目にする機会があれば芸術的な仕上げや装飾にも要注目。


パテック フィリップ「永久カレンダー搭載スプリット秒針クロノグラフ」 Ref.5204 3988万6000円

日付・曜日・月のほかに昼夜判別表示と西暦表示、ムーンフェイズを含めた永久カレンダーに加え、スプリット秒針クロノグラフを融合しながら、実用的なケースサイズに留めた超絶コンプリケーションウオッチ。スレートグレーの新色文字盤をセット。

スペック:手巻きムーブメント(自社製Cal.CHR 29-535 PS Q)、毎時2万8800振動、最小55/最大65時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径40mm、厚さ14.3mm。3気圧防水。

 

「コンプリケーション(Complications)」 年次カレンダーを筆頭に実用機構を展開

バリエーション豊富な年次カレンダーほか、デュアル・タイムゾーン、ワールドタイム、クロノグラフと、より日々のライフスタイルに有用な機能が揃う。いずれも操作性の簡便さにまで配慮したメカニズムになっており、実用ウオッチとしてのパテック フィリップの一面を知ることができる。


パテック フィリップ「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」 Ref.5524 702万9000円

左側上下のプッシャーでデュアルタイム設定が可能。2つの昼夜判別表示を持ち、AM/PMの誤読を防ぐ。航空時計然としたデザインが魅力で、ローズゴールドケースにマッチするブラウン・ソレイユ文字盤の組み合わせによってラグジュアリーな雰囲気を獲得。

スペック:自動巻きムーブメント(自社製Cal.324 S C FUS)、毎時2万8800振動、最小35時間/最大45時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース(シースルーバック)、カーフスキンストラップ。直径42mm、厚さ10.78mm。6気圧防水。

 


パテック フィリップ「年次カレンダー」 Ref.5205 702万9000円

「ブルー・ブラック・グラデーション・ソレイユ」と名付けられた美麗な文字盤の外周に、ゴールド植字インデックスと同軸の円弧の中に3種の表示窓をレイアウト。6時位置のムーンフェイズは、122年間調整不要の高精度仕様となっている。

スペック:自動巻きムーブメント(Cal.324 S QA LU 24H/206)、毎時2万8800振動、最小35時間/最大45時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径40mm、厚さ11.36mm。3気圧防水。

 

「アクアノート(Aquanaut)」 ノーチラスから派生したカジュアル・シック

従来のスポーツスタイルにコンテンポラリーな解釈を加えて1997年に発表されたアクアノートは、丸みを帯びた8角形ベゼルやエンボス加工された文字盤が特徴。トラベルタイムやクロノグラフの機能に加え、女性に向くバリエーションも揃う。トロピカルバンドは、現在も高性能なハイテク・コンポジット製だ。


パテック フィリップ「アクアノート」 Ref.5167A 291万5000円

12気圧防水を備えたハイエンドカジュアルウオッチは、実用的なステンレススチールケースに自動巻きムーブメントを搭載。水辺でも安心な12気圧防水のケースの裏蓋はサファイアクリスタルバックになっており、内部のメカの駆動を鑑賞できる。

スペック:自動巻きムーブメント(自社製Cal.324 S C)、毎時2万8800振動、最小35時間/最大45時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、ブラック《トロピカル》バンド。10-4時方向40.8mm、厚さ8.1mm。12気圧防水。

 

問い合わせ先:パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター TEL.03-3255-8109 https://www.patek.com/ja

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