腕時計の文字盤の定番カラーといえば、ホワイト(シルバー)、ブラック(グレー)、そして急速にシェアを拡大しているブルーがイメージされる。実際はどの色が売れているのか? 本記事では、日本国内でも人気のフランスブランドとドイツブランドに尋ねた。
ベル&ロス(BELL & ROSS)「BR 03-92 ダイバー」
フランス発の本格派ベル&ロスらしいデザインと、本質的なブラックの融合作が人気
「ブラックは、より本質的でツール感があり、ベル&ロスのブランドらしさを感じられるため、一番多くの方に選ばれています。ブルーはもう少しファッション性や軽さも好まれる方に。そして新色のホワイトは、シルバーオパラインのダイアルが、ダイバーズモデルでありながら品のある点が支持されています」
ベル&ロス「BR 03-92 ダイバー」 Ref.BR0392-D-BL-ST/SRB 55万円
逆回転防止ベゼルやリューズガードを搭載したBR 03初のダイバーズウオッチとして2017年にデビュー。厚みを増した風防やねじ込みリューズで300m防水を達成している。2018年にブルーダイアル、2022年は雪と氷の世界を表現したホワイトダイアルが加わった。
スペック:自動巻き(BR-CAL.302)、毎時2万8800振動、約40時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース、ラバーストラップ(交換用シンセティックファブリックストラップが付属)。直径42mm、厚さ12.05mm。300m防水。
問い合わせ先:ベル&ロス ジャパン TEL.03-6264-3989 https://www.bellross.com/ja/store
ノモス グラスヒュッテ「タンジェント ネオマティック41 アップデイト」
デザインバランスなどから圧倒的に選ばれるのがホワイト
「コレクション全体にいえるのですが、視認性やデザインのバランス、ブランドイメージなどの理由からホワイトが人気です。その高価格帯に位置するタンジェント ネオマティック41 アップデイトは、購入層も少し年齢が高めのお客様。個人的にブルー文字盤とネオングリーンのデイトマーカーの組み合わせが好きですが、実際に買うならやはりホワイトでしょうか」
ノモス グラスヒュッテ「タンジェント ネオマティック41 アップデイト」 Ref.TN161011W2 52万8000円
デイトの早送り禁止時間を90分まで短縮した自社製造のキャリバーDUW6101を、41mmケースに搭載して存在感と使い勝手をアップ。カレンダーディスクがエッジに配置されたことを生かし、デイトマーカーの色で日付を示すユニークなデザインに仕上げた。
スペック:自動巻き(自社製Cal.DUW6101)、毎時2万1600振動、約42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、シェルコードバンストラップ。直径40.5mm、厚さ7.9mm。5気圧防水。
問い合わせ先:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682 https://nomos-glashuette.com/ja
※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。