誕生40周年を迎えた“落としても壊れない時計”【G-SHOCK】の軌跡を、アニバーサリーイヤーにちなんで1983年の誕生年から1年ずつ、その年の時代背景と共に振り返る全40回の連載をこれから毎日お届け。更新の最終日には何かが起きる!?
記念すべき第1回は、もちろんオリジナルモデルが発売された1983年からスタート!
1983年:世界No.1のタフな腕時計「G-SHOCK」がデビュー
1983年は、7月に任天堂がファミリーコンピュータを発売。1年目で300万台以上を販売し、最終的な出荷台数は国内で約1935万台、海外で約4356万台を記録し、おもちゃ業界に革命を起こした。NHKの朝ドラ「おしん」は、最高視聴率62.9%を記録。東京ディズニーランドが開園したのもこの年だった。音楽/ファッションではパンクからニューウェーブにトレンドが移行。街では新人類世代と呼ばれる若者が消費を牽引していた。
そのような時代背景のなか、“寿命10年、防水10気圧、10mの自由落下に耐える時計”を目指して膨大な試行錯誤の末に生み出されたのが、初代G-SHOCK「DW-5000C」。ブランドのネーミングはGRAVITY(重力)のイメージに由来する造語である。
1983年4月、その後の 壮大な系譜の起源となるG-SHOCKが発売された。しかしながら、一部の先進的な感性を持つ人々を除けば、一般にはそれほど注目はされず、爆発的なヒットには至らなかったという。
DW-5000C-1A/驚異的な耐衝撃構造を備えた記念すべき初代G-SHOCK。1983年4月発売。当時の価格1万1400円
DW-5000C-1B/初代のカラーバリエーション。ベゼルにゴールドロゴを配する。1983年4月発売。当時の価格1万1400円
WW-5100C-1/初代のタフさをさらに追求。マイナス30℃まで対応している。1983年11月発売。当時の価格1万2800円
Text/WATCHNAVI編集部