誕生40周年を迎えた“落としても壊れない時計”【G-SHOCK】の軌跡を、アニバーサリーイヤーにちなんで1983年の誕生年から1年ずつ、その年の時代背景と共に振り返る全40回の連載、第23話。
今回は、初代角型G-SHOCK5600系に電波ソーラーを搭載したモデルが登場した2005年を振り返る。
2005年:初代角型G-SHOCK5600系に電波ソーラーを搭載モデルが誕生
2005年は、野口聡一さんが日本人初の宇宙飛行士として、国際宇宙ステーションで船外活動を行い、21世紀最後の国際博覧会である「愛・地球博」が開催された年。ファッションでは、母と娘がいっしょにショッピングする光景が多く見られるようになり、トレンドがエイジレス化。このころより渋谷パルコやルミネなどのファッションビルに母娘仲良くカジュアルな洋服を買いに訪れる「母娘ショッピング」が急増した。
そのような中、初代G-SHOCKから初期のスクエアデザインを継承してきた5600をデザインそのままに電波ソーラーを搭載したモデルが登場。他にも、5モータードライブクロノグラフのGS-1000を発表するなど、超精密なテクノロジーが進化した。
GW-5600J-1JF/5600に電波ソーラーを搭載した新モデルが登場。海外の標準電波に対応したマルチバンド化も進んだ。2月発売。当時の価格1万9000円(税込)。
GW-5600KJ-2JR/イルクジの2005年版。ELライトはクジラのイラストが浮かび上がる。6月発売。当時の価格2万1000円(税込)。
GW-056AJ-7JF/多角形フレームによる新しい耐衝撃構造を採用。11mmという厚さに抑えてスリム化をさせた。11月発売。当時の価格2万円(税込)。
G-8000-1AJF/「TOKYO DESIGN PROJECT」でクリエイターとコラボしたモデル。反転グリーン液晶を採用した。10月発売。当時の価格1万2000円(税込)。
GS-1000J-1AJF/メタルと樹脂を組み合わせた大人のカジュアルG-SHOCK。11月発売。当時の価格3万5000円(税込)。
Text/WATCHNAVI編集部