誕生40周年を迎えた“落としても壊れない時計”【G-SHOCK】の軌跡を、アニバーサリーイヤーにちなんで1983年の誕生年から1年ずつ、その年の時代背景と共に振り返る全40回の連載、第33話。
今回は、各機能が大幅にアップデートした新作が登場した2015年を振り返る。
2015年:最先端モデルから復刻モデルまで幅広く展開
ラグビーW杯で日本が南アフリカを逆転勝利した2015年。訪日観光客が増加し、家電やブランド品を大量に買っていく「爆買い」が流行語にノミネートされるなど、活気に満ちた年となった。当時のファッションでは、2008年に文科省がダンスを中学校の必修科目になり、ダンスを楽しむ若者が増加。国内外のダンサーのファッションをマネするグループも登場した。中でもダンス&ボーカルグループのエグザイルは、オリジナルブランド「24karats(GOLD 24karats Diggers)」をリリース。それらを模したブランドも多数登場し、エグザイル系と呼ばれた。
この年のG-SHOCKは、MT-Gやグラビティマスターに先進のGPSハイブリッド電波ソーラー機能を拡大した。人気モデルのスペックを進化させ、90年代のストリートカルチャーを意識したモデルを多数発表。G-SHOCKが引き続きユースカルチャーの主役を担った。
MTG-G1000D-1A2JF/MT-Gに「GPSハイブリッド電波ソーラー」を始めて搭載。9月発売。当時の価格16万円(税込)。
GW-9401KJ-3JR/「EARTH WATCH」とのコラボモデル。中南米のカエルがモチーフのカラー。6月発売。当時の価格5万円(税込)。
GN-1000-1AJF/方位、温度計測ツインセンサーを搭載したガルフマスター。8月発売。当時の価格3万2000円(税込)。
GWG-1000-1AJF/防塵&防泥機能が進化したマッドマスター。8月発売。当時の価格8万円(税込)。
GA-110NC-6AJF/90年代を意識した原色を採用したBABY-Gとのカラーペアモデル。10月発売。当時の価格1万5000円(税込)。
Text/WATCHNAVI編集部