オーデマ ピゲのロイヤル オーク オフショアから新作登場! 100本のみの日本限定「スモークディープレッド」ダイアルのダイバーズは争奪戦必至!

<取材・撮影協力>
オーデマ ピゲ(AUDEMARS PIGUET)

「ロイヤル オーク オフショア」は、1993年にオーデマ ピゲが発表したコレクションだ。直径42mmの迫力あるケースは“ビースト”とも称されるほどの圧倒的な存在感で、その後の時計界に訪れるビッグサイズウオッチの一大ブームをリードしたことは想像に難くない。最新作となる日本限定モデルの発売を機に、この名作の現在地を改めて読み解いていく。

 

「ロイヤル オーク オフショア」最新事情

多くの人が理解しているように、「ロイヤル オーク オフショア」の起源は1972年に時計デザイン界のレジェンド、ジェラルド・ジェンタ氏が手がけた「ロイヤル オーク」である。この名機が誕生20周年を迎えるにあたり、当時の社内デザイナーだったエマニュエル・ギュエがアイコンウオッチをよりパワフルに再構築。アイコニックなビス打ちの八角形ケースにバンド一体型ケースデザインといったオリジナルの要素は残しながらも、およそ雲上ブランドが手がける時計のイメージとは逸脱した“エクストリームスポーツウオッチ”を作り上げたのだった。 それから30年以上を経た今、「ロイヤル オーク オフショア」はさまざまなバリエーションを展開して時計界でも独自世界を構築。オートマティック、クロノグラフに、ダイバーまで擁する充実ぶりは、さすがオーデマ ピゲと舌を巻くばかりだ。しかも、最新世代はストラップチェンジシステムが組み込まれており、より自分好みの一本にカスタムしたり、TPOに応じた使い分けを楽しんだりと、ライフスタイルに合わせた多彩な楽しみ方ができる。 このように、いまや全方位的に使えるデイリースポーツウオッチのトップエンドに君臨する「ロイヤル オーク オフショア」には、2024年も続々と新たな魅力作が加えられている。

「ロイヤル オーク オフショア オートマティック」Ref.15605SK.OO.A350CA.01 396万円 自動巻き(キャリバー4302)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径43mm、厚さ14.4mm。ラバーストラップ。100m防水

クロノグラフにブラウン系のNewカラー

フライバック機能を備えた自動巻きクロノグラフキャリバー4401搭載の「ロイヤル オーク オフショア」現行世代には、ブラウンカラーが登場。多くのファセットを持つガードで保護されるブラックセラミック製のボタンとリューズを備えた直径43mmのケースは、堂々たる14.4mmという厚さ。メガタペストリーダイアルにセットされた針とインデックスは長さや幅を揃えるなど、情報の多いクロノグラフでありながら調和の取れたデザインはいつまでも見飽きることがない。“ハバノスシガー”に着想を得たというスモークブラウンカラーの新色には、手仕上げのオックスフォードパティーナフィニッシュが施されたブラウンアリゲーターストラップがセットされるのも大きな魅力。もちろんインターチェンジャブル仕様になっており、ブラックラバーストラップが付属するのも嬉しい。

「ロイヤル オーク オフショア クロノグラフ」Ref.26420ST.OO.A828CR.01 599万5000円 自動巻き(キャリバー4401)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)。直径43mm、厚さ14.4mm。ラバーストラップ。100m防水

37mmからはグレーラバーベゼルが登場

現行「ロイヤル オーク オフショア」には、約60時間パワーリザーブを有する最新の自動巻きキャリバー5900を搭載した直径37mmもある。グランドタペストリーダイアルに蓄光処理を施したロイヤル オーク針とアプライドインデックスの組み合わせと、アイコニックな八角形ベゼルが存在を主張。時計の持つ力強さと控えめなエレガンスが共存するデザインとなっている。新色では、アイボリー ギヨシェのミラーポリッシュダイアルに合わせ、グレーラバーでカバーされたベゼルを装備。18Kピンクゴールドケースとの質感も楽しく、スポーティな装いにもよく似合う。ラバーストラップには個性豊かなモザイクモチーフを採用。写真のグレーに加えて同じモザイクモチーフのラバーストラップも付属する。これもインターチェンジャブルになっており簡単に交換が可能。1本で異なる雰囲気を楽しむことができる。

「ロイヤル オーク オフショア オートマティック」Ref.77605OK.OO.A101CA.01 682万円 自動巻き(キャリバー5900)、毎時2万8800振動、約60時間パワーリザーブ。18Kピンクゴールド(シースルーバック)ケース。直径37mm、厚さ12.1mm。ラバーストラップ。50m防水
ケース裏側、4つのラグにあるボタンを押すことでストラップが簡単に外せる

日本だけの特別なスモークディープレッド

インナー式のダイビングスケールと30気圧防水のハイスペックを誇る「ダイバー」からは、日本限定100本の特別モデルが登場。ブラックセラミックのリューズとベゼルに18Kホワイトゴールドの組み合わせは、2021年に世界限定300本で発表されたモデルにも通じる仕様で、もちろんレギュラーモデルにはないコンビネーションだ。文字盤には、この日本限定機のために調色された特別なスモークディープレッドが用いられる。外縁に向けて濃度を増す文字盤は、大胆なメガタペストリーの立体感と相まって、見る角度により豊かな陰影を作り出している。ディテールに眼を向ければ、ダイバーの特徴であるインナーベゼルの0-15にも同色をカラーリング。針とインデックスは、蓄光加工を施した18Kピンクゴールドとすることでアクティブさの中にも高貴な雰囲気を漂わせる。シースルー仕様の裏蓋では“Royal Oak Offshore Limited Edition of 100 Pieces”の刻印と共に、時刻設定時の安定性と精度を確保する特許機構が組み込まれた自動巻きキャリバー4308の動きが楽しめる。

「ロイヤル オーク オフショア ダイバー」Ref.15720CN.OO.A002CA.02 984万5000円 自動巻き(キャリバー4308)、毎時2万8800振動、約60時間パワーリザーブ。18Kホワイトゴールドケース+ブラックセラミックベゼル(シースルーバック)。直径42mm、厚さ14.3mm。ラバーストラップ。日本限定100本

「ロイヤル オーク オフショア」ならではのボリューム感を楽しもう!

「ロイヤル オーク オフショア」のルーツであるラグジュアリースポーツウオッチの金字塔「ロイヤル オーク」は、ケースの厚みが10mm以下に抑えられている。それに対し、「ロイヤル オーク オフショア」の厚みはゆうに10mmを超えており、サイズの違いは歴然。加えて防水性能も100m(ダイバーは300m)というハイパフォーマンスを誇る。長年の研究の末に完成したというインターチェンジャブルにより、多彩なストラップへの交換が自分で簡単に行えるのもオーデマ ピゲにおけるロイヤル オーク オフショアの特権だ。

ほぼ唯一の問題は、入手がとても難しいということに尽きるだろう。スイス時計界を代表する雲上ブランドであるがゆえ、時計1本の製造にも途方も無い時間が費やされる。レギュラー展開の新作であっても希少であることに変わりはなく、限定モデルともなればそのレア度は想像もつかない。そして、それだけに手に入れたくなる人が多いのも事実。日本限定はわずか100本のみと激レアにつき、いまから購入計画を立てておいた方が良いだろう。

[東京・原宿]オーデマ ピゲの世界初となるエデュテインメント施設「AP LAB Tokyo」へ行こう!

世界中から人々が集まる東京・原宿に設けられた「AP LAB Tokyo」は、オーデマ ピゲ初の試みとなるエデュテインメント(エデュケーション+エンタテイメント)施設。クイズや装飾体験などのコンテンツを通じて、時計愛好家から初心者まで時計師に不可欠な要素を楽しみながら学ぶことができる。オーデマ ピゲだけでなく、スイス高級時計全般についての知識が深められるので、もし未体験の人がいたら1人でも仲間とでもぜひ足を運んでみよう!

周囲とは異なるブロンズ色のメッシュが目を引く建物だが、その外壁は本社が置かれているル・ブラッシュの「ミュゼ アトリエ オーデマ ピゲ」のガラスパビリオン周囲に設置されているものと同様の装飾となっている。この施設には誰もが参加でき、事前予約が可能。この貴重な機会にスイス屈指のオートオルロジュリー・マニュファクチュールの技術の一端に触れてほしい

【AP LAB Tokyo】 住所:東京都渋谷区神宮前5-10-9 営業時間:11:00〜19:00 入場料:無料(予約優先、予約無しでの入場も可能) 定休日:毎週火曜日 AP LAB Tokyoに関する問い合わせ先:TEL.03-6633-7000 AP LAB Tokyo予約サイト>>>

製品に関する問い合わせ先:オーデマ ピゲ ジャパン TEL.03-6830-0000 公式サイト>>> 日本特別コンテンツ>>> ※価格は記事公開時点の税込価格です。 Text/Daisuke Suito(WATCHNAVI) Photo/Ryuta Arakaki(CASK) Styling/Hidetoshi Nakato(TRS)

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