カジュアルな色使いも一体型ブレスレットも従来にない新鮮さ。スイス時計界に新たなアイデアを持ち込むルイ・エラールの自信作「2340」デビュー

スイスの時計ブランド【ルイ・エラール(Louis Erard)】が最新コレクションを発表。一体型ブレスレットを初めて採用した新コレクション「2340」の3型が発売となり、価格はすべて75万9000円。

ハイブリッド構造ケースを採用する「2340」

 

ブランドの本拠地であるル・ノワールモンの郵便番号をモデル名に冠した「2340」は、一体型ブレスレットを採用したルイ・エラール初のコレクションとなる。細部の設計や製造技術、造形面の美意識に至るまで丁寧に追求され、長く愛されることを前提としたレギュラーラインとして展開されている点に、このモデルの意義が示されている。

ケースは軽量化を重視したブラッシュ仕上げのチタン製ミッドケースに、構造強化を目的とするポリッシュ仕上げのステンレススチールのラグ、ベゼル、リューズ、ケースバックを組み合わせたハイブリッド仕様。素材と仕上げのコントラストが立体感を与え、直線と曲線が交差する造形をより強調している。新開発のブレスレットはテーパードの5リンク構造で、アウターリンクにチタン、センターリンクにステンレスを採用。新設計のバタフライクラスプによって、外観と装着性の両面で高い完成度を誇る。

トレンド感のあるミント、スレート、ブルーの3色展開

文字盤はミント、スレート、ブルーの3色展開となり、どれもトレンド感のある淡いトーンを基調とした色使いが特徴だ。ミントには長方形を連ねた“ピル”モチーフ、スレートとブルーにはブレスレットのセンターリンクに呼応するライン模様を採用。緩やかな丸みを持つバーインデックスと時分針を用いて、あえてノンデイト仕様とすることで、現代的なミニマルデザインにまとめ上げている。外周の目盛りには控えめにブランド名を記しており、3時位置にカプセル状のブランドロゴをあしらうなど、所有者を楽しませるユニークなディテールも本機の見どころとなる。

ブランドCEOでありアートディレクターでもあるマニュエル・エムシュは、新コレクションについて次のように語る。「『2340』と名付けられた新シリーズは単なる時計以上の存在かつ私たちの歩みにおけるマイルストーン。『レギュレーターやコラボレーションの先にある、ルイ・エラールの未来とは?』という問いへの答えと言えます。『2340』は、スポーティシックの世界への、私たちならではの強い個性を宿すモデルです。私たちは最高の時計を研究してきましたが、同時に独自のラインも生み出しました。これこそが、ルイ・エラール流のスポーツ。1929年の創業以来、デザインへのこだわりとディテールへのこだわりは、今、かつてないほど強くなっています」。

洗練された外観の中に高い実用性を秘める

本機の内部には、初採用となる自動巻きムーブメント「キャリバー SELLITA SW300-1」を搭載。56時間のパワーリザーブを備え、高精度も特徴とするムーブメントだ。このように、モダンかつファッショナブルな外観に機械式時計として十分な実用性を秘める「2340」は、既存のブランドファンのみならず、新たな層にも響くタイムピースといえそうだ。

ルイ・エラール「2340」 Ref.LE35123TA01BMT12 75万9000円/自動巻き(Cal.SW300-1)、56時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース&ブレスレット。サファイアガラス(両面無反射コーティング)。直径40mm。5気圧防水。

ルイ・エラール「2340」 Ref.LE35123TA02BMT12 75万9000円/自動巻き(Cal.SW300-1)、56時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース&ブレスレット。サファイアガラス(両面無反射コーティング)。直径40mm。5気圧防水。

ルイ・エラール「2340」 Ref.LE35123TA11BMT12 75万9000円/自動巻き(Cal.SW300-1)、56時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース&ブレスレット。サファイアガラス(両面無反射コーティング)。直径40mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:大沢商会 時計事業部 TEL.03-3527-2682 https://www.josawa-watch.com/louis_erard.html ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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