実用的かつ美しいデザインの機械式時計を輩出しているスイスブランド【オリス(ORIS)】が、世界遺産に登録されているオカバンゴ デルタにインスパイアされたグリーンの文字盤を備える限定ウオッチ、「オカバンゴ エアレスキュー リミテッドエディション」を発表した。ボツワナ共和国の同地で活躍する航空医療レスキュー隊とのコラボレーションモデルである本機は、世界限定2011本のレアピースとなっている。
世界最大の内陸デルタで活動する航空医療レスキュー隊をサポート
ボツワナ共和国のオカバンゴ デルタは、世界最大の内陸デルタ(三角州)として知られている。いまも手つかずの大自然を残し、2014年にはユネスコ世界遺産に登録された。オリスはこの地で固定翼機とヘリを使い、住民と旅行者に対する救命医療に従事するオカバンゴ エアレスキュー(O.A.R.)への支援を発表し、団体の設立10周年を記念するアニバーサリーモデルとして「オカバンゴ エアレスキュー リミテッドエディション」を開発。リリースされる運びとなった。
オリスのシンボルである航空時計「ビッグクラウン」のDNAを受け継ぎながら、最新技術でスペックアップした「ビッグクラウン プロパイロット ビッグデイト」をベースとする本機。そのディテールは魅力に満ちている。
目を引くグリーンダイアルは表面にグレイン加工を施し、オカバンゴに広がるサバンナを表現している。トレンドカラーの緑もユニークな加工もレギュラーモデルには設定がなく、本機のために特別に用いられた。立体的なアプライドインデックスと長短針にはスーパールミノバ夜光が塗布されており、暗闇でも時刻の読み取りがスムーズだ。また、スケジュール確認に役立つカレンダー表示を3時位置に備えている。
程よい存在感の41mm径ステンレススチールケースのベゼルには、「ビッグクラウン」のコインエッジデザインを踏襲する刻みが施され、リューズ(ねじ込み式)も操作性を考慮した大型サイズを採用している。両面ドームシェイプで内面反射防止コーティングがなされたサファイア風防によって、防傷性と視認性が確保されている点もユーザーにとって利点といえる。
さらにこのスペシャルモデルの魅力は、素材の異なるストラップが2本付属していることである。印象的なグリーンダイアルに合わせてセレクトされたエリカ社製グリーンテキスタイルストラップは、フックに引っ掛けて装着するスポーティなつくり。もう一方のブラウンレザーストラップは、ヴィンテージテイストな質感でグリーンダイアルを引き立てる。
オリスとのパートナーシップ締結についてO.A.R.設立者のひとり、クリスチャン・グロス氏は次のように語っている。
「オカバンゴの医療サービスは不十分であることから、O.A.R.を立ち上げました。オリスとの協力関係はチームの士気を高めるほか、活動の認知度を上げることにも繋がります。それはサスティナブルな未来のためにも重要なことです」。
なお、O.A.R.は政府からの援助に頼らずに民間運営されている。支援は“ひと月にコーラ1缶ぶん”の金額からできる会費によって成り立っているそうだ。もちろんこのコラボウオッチの購入によっても、オリスを介してエールを送ることができる。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/
Text/WATCHNAVI編集部
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