【オリス】創業から100年オーバーの歴史を持つ名門時計ブランドのミドルプライスモデルに要注目

創業から100年と聞くと、非常に歴史のある“老舗”というイメージがある。日本にもそういったメーカーや店舗が数多くあって敬愛の対象とされているが、世界の時計会社にも100年以上の歴史を誇るブランドが存在している。

本連載では、そのような世紀を越えて技術を継承しつつ、手に取りやすいミドルレンジプライスのコレクションを揃えている時計ブランドをピックアップ。第7回となる今回は、高性能な新型自社ムーブメントの開発で注目が集まる【オリス(ORIS)】を特集する。

上部に小さく1904年当時のオリス本社を、メインに1929年頃の本社をイラストにしたもの。わずかな期間で大きく飛躍したことがよくわかる

 

オリス(ORIS)

創業年:1904年
創業者:ポール・カッティン&ジョージ・クリスチャン
創業地:スイス/ヘルシュタイン

独自のオリススタイルに実用的な高機能を搭載してヒットを連発

オリスは、機能をデザインに反映した“オリススタイル”で知られる人気ブランドである。1938年に発表した「ビッグクラウン」は、パイロットグローブ装着時でも操作しやすい大型リューズが特徴で、アメリカ軍飛行士から絶大な支持を集めた。このモデルは専用針で日付カレンダーを指し示す「ポインターデイト」も備え、大ヒットを記録している。

1990年代にはダイバーズウオッチなど、スポーツモデルも積極的に展開。創業110周年の2014年には35年ぶりの自社キャリバー(手巻き)も発表した。そして2020年、磨き抜いた技術力をもって自動巻きの新自社ムーブメント「キャリバー400」を発表。その年末に搭載するアクイスのリリースが始まった。

 

5日間駆動&高耐磁性の新自社ムーブメントを初採用

「アクイスデイト キャリバー400」Ref.400 7763 4135-07 8 24 09PEB 37万4000円

オリス自社製造のキャリバー2020年版は、アンクルとガンギ車にシリコンを採用した5日間駆動の「キャリバー400」。このハイスペックムーブメントを、300m防水を備える人気ダイバーズのアクイスに搭載した。ブルーグラデーションのダイアルとセラミックベゼルが好相性。自動巻き、毎時2万8800振動、120時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径43.5mm。30気圧防水。

 

オリスはブロンズ素材を巧みに操る代表格

「ビッグクラウン ポインターデイト 80thアニバーサリーエディション」Ref.01 754 7741 3167-07 5 20 58BR 24万2000円

1938年初出のビッグクラウン誕生80周年を祝して、ブロンズ製コインエッジベゼル付きケースに、グリーンダイアルをセットした記念モデルをリリース。ブロンズは使い方によって経年変化が異なるため、自分好みに“育てる”感覚が楽しめる。自動巻き(Cal.Oris754)、毎時2万8800振動、38時間パワーリザーブ。ブロンズケース(シースルーバック)、カーフストラップ。直径40mm。5気圧防水。

 

問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/

 

Text/WATCHNAVI編集部

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