自然に対する互いの深意が共鳴! 時計ブランド【オリス】とフリーダイビング日本代表・岡本選手の巡り合い

<取材・撮影協力>
オリス

2024年に創業120周年を迎えるスイスの時計ブランド【オリス(ORIS)】は、クオリティ、デザイン、そしてプライスでも満足度の高い機械式時計を展開している。理念のひとつとして「よりよい社会への変革」を掲げ、社会貢献への積極的な姿勢を見せており、ラグジュアリーとサスティナブルという一見相反する双方を両立させている。日本においては強い信念を持つフリーダイビング日本代表・岡本美鈴選手への支援を通し、生命の源といえる海に対する探求心や保護を問いかけている。


フリーダイビング日本代表・岡本美鈴選手
30歳からフリーダイビングに挑戦し、2006年に日本記録を樹立。2015年の世界選手権では日本人で初めて個人戦優勝を果たすなど、日本を代表する選手として国際大会で活躍中。指導や競技普及のほか、「マリン アクション」を通して海洋保全の活動にも携わる。

 

「ダイビングという孤独なチャレンジの中で、信頼を置いているアクイスが刻む“時間”が応援してくれる方々との絆を感じさせてくれる」

 

エアタンクを使用しないフリーダイビングは、ヒトが限界に挑戦する究極の競技である。オリスとサプライ契約を結ぶ世界ランカーの岡本選手は、その魅力を次のように語る。

(岡本選手)「ダイビング直前のカウントダウンの際に4・5回の腹式呼吸を行い、海と同化する感覚で潜水を始めます。不安やプレッシャーに動じず、すべてをポジティブに捉える。すると肌と水の境目がなくなったような気持ちになり、集中できます」


↑岡本選手は2023年、オリスジャパンとダイバーズウオッチのサプライ契約を締結。再生PET文字盤のアクイスを着用している。

 

もともとカナヅチだった岡本選手は、イルカと泳ぐスキンダイバーに憧れて海への関心を抱き、わずかな期間で日本を代表するフリーダイバーへと上り詰めた。まるでお伽話のようだがその背景には、大きな手術や生死を左右するような事件に遭遇するも、それらを乗り越えてきた経験があったのだという。

(岡本選手)「ダイビング競技の成功は精神力が大きな割合を占めると感じています。各種のトレーニングやヨガは、試合のときにストレスを感じない準備ともいえます。平常心をコントロールする意味では、アクイスと指環だけは日常生活からダイビング中まで身に着けているもの。安心感が得られる存在です。この時計の文字盤は海の中で見つめると地球のように見えてきて、私を見守ってくれていますし、進む針が告げる“時間”は声援を送ってくれる方々との繋がりを感じさせてくれます」


↑フィンを着用して潜行深度を競うコンスタントウェイト・ウィズフィンの自己ベストは100m。女性ダイバーで世界トップレベルである。

 

そんな岡本選手とオリスの出逢いは運命的だった。岡本選手は競技の傍ら、「マリン アクション」と題した海の保全活動を行っており、オリスがこれに賛同。環境に対しての捉え方や強い信念でチャレンジする姿勢にシンパシーを感じた同士、アンバサダーの枠を超えた信頼を築いている。

「自然は恵みをもたらすと同時に無慈悲な面もあり、共存するためには保護が必要です。今後はオリスと協力し、とくに海に対して恩返しする場を広げていきたいですね」


オリス「アクイスデイト アップサイクル」 Ref.01 733 7766 4150-Set 38万5000円

本格志向の30気圧防水ダイバーズウオッチに、回収した海洋プラスチックから作り出されたマルチカラーの文字盤をセット。同文字盤は個々でパターンが異なるため、世界に一本だけのデザインとなる。ミニッツスケール部にセラミックを使った逆回転防止ベゼルを搭載。

スペック:自動巻き(Cal.Oris 733)、毎時2万8800振動、38時間パワーリザーブ。マルチピースステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41.5mm。30気圧防水。

 

商品に関する問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp-JP/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。本記事は『ウオッチナビ Vol.91』より抜粋・編集しています。

 

Text/山口祐也(WATCHNAVI編集部) Photo(取材)/鈴木謙介

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