スイスの高級時計ブランド【IWCシャフハウゼン(IWC SCHAFFHAUSEN)】は、主要都市へのブティック展開を積極的に実施している。世界規模でシェアを拡大している注目株の好調ぶりや人気コレクションについて、オープンから1年が経過したIWC 神戸ブティックへの取材を通して検証する。
日本初の2フロア構成。余裕のあるスペースに充実のラインナップ
↑IWC 神戸ブティック マネージャー/春名一穂さん
―― 神戸・三宮の街にIWC 神戸ブティックがオープンしたのが、2021年11月。当初から大きな変化はあったのだろうか?
(春名さん)「リピーターの方が増えている印象はあります。IWCを知って時計に興味を持ち、短期間のうちに複数本を購入いただいた方もいらっしゃいました。IWCは昔からのファンが多いこともあってか、ポルトギーゼやパイロット・ウォッチの問い合わせのほか、指名買いが比較的多いです。一方、ブランド名だけ知っているという方もいらっしゃり、コレクションごとのご説明から接客をスタートする機会も多々あります」
↑IWC 神戸ブティックは、奥へと続く長方形の店舗空間が特徴。突き当たりには階段があり、2階にはバーカウンター併設の応接フロアを展開している
―― この1年の中で好調だったコレクションは?
(春名さん)「2022年は映画『トップガン マーヴェリック』の公開があったので、パイロット系は好調でしたね。新作のマークXXも大好評。ポルトギーゼなら、新作のパンダ文字盤のクロノグラフやブティック限定バージョンが人気です」
↑IWCシャフハウゼン「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42」 Ref.IW344207/月・日・曜日を3つのサブダイアルに表す永久カレンダーを搭載。月の表示と同軸にある月齢ディスクは、577.5年でわずか1日の誤差という高精度なムーンフェイズとなっている。これだけの機能を有する自動巻きモデルながら厚さを抑え、美しいスタイルにまとめた点に、IWCシャフハウゼンの高度な技術力を感じる
―― 1年前は店舗内でのイベントは控えている状況との返答だったが、今後の方針は?
(春名さん)「独自のイベントやフェアは現状できていませんが、神戸という土地柄、ゆっくりと時間を過ごされるお客様や、国内外からの旅行者のご来店も多いため、機会があれば実施していきたいです。ご質問などがございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください」
IWC 神戸ブティックで人気の一本
IWCシャフハウゼン「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー 42」 Ref.IW344207 316万2500円
(春名さん)「レーシンググリーンで大胆に彩ったポルトギーゼの永久カレンダーは、ブティック限定のスペシャルピースです。直径42mmの実用的なサイズはさすがで、各表示のサブダイアルの配置バランスも絶妙です。操作はリューズのみとシンプルなうえ、コンプリケーションながらこなれた価格も大きな魅力となっています」
スペック:自動巻き(自社製Cal.82650)、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径42.4mm、厚さ13.8mm。3気圧防水。
<取材・撮影協力>
IWC 神戸ブティック
TEL:078-333-1038
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町3-1-4
営業時間:11:00~19:30
定休日:水曜
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、休業日や営業時間の変更などを行っている可能性があります。
※スタッフは接客時、感染症予防のためマスクを着用しています。
※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。
Photo:鈴木謙介/Kensuke Suzuki
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