試着レビュー【パルミジャーニ・フルリエ】アクティブなデザインが際立つ「トンダ PF スポーツ」が新登場

スイスのマニュファクチュールブランド【パルミジャーニ・フルリエ(PARMIGIANI FLEURIER)】が、代表的コレクション「トンダ」の最新作を発表。新たなスポーツラインとなる「トンダ PF スポーツ」の2モデルが発売となり、「トンダ PF スポーツ オートマティック」の価格が350万8000円(税込)~、「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」の価格が415万8000円(税込)~となる。

「トンダ」の新スポーツライン「トンダ PF スポーツ」

 

ブランドを代表する人気コレクションであり、多彩なバリエ展開を特徴とする「トンダ」に新たなスポーツラインとして「トンダ PF スポーツ」が誕生した。ケース径41mmのシンプルな計時機能のみの「トンダ PF スポーツ オートマティック」と、ケース径42mmの「トンダ  PF スポーツ クロノグラフ」が用意され、どちらも18Kのローズゴールド製ケースとステンレススチール製ケースの2種類を展開している。

160本の刻みが入ったローレット加工のベゼル

ローレット加工のベゼルには160本の刻みが入っており、既存の「トンダ PF」で採用される225本の刻みが入った同加工のベゼルと比べると、より光の反射が目立ち、存在感あるフェイスデザインを演出している。文字盤は熟練の職人の手作業によるクル・トリアンギュレール(三角形の爪)パターンのギヨシェで飾られ、豊かな質感の装飾が本機にワンランク上のエレガンスを与えた印象だ。アプライドアワーマーカーには、ブラックのスーパールミノバが塗布され、暗所における視認性も確保。ブラックのストラップは、ハンドステッチを施したコーデュラ加工のラバー製となる。ラグ間の固定点はシームレスに設計され、ケースに一体化しているような仕上がりも秀逸だ。

2モデルともに自社製ムーブメントを搭載

「トンダ PF スポーツ オートマティック」は、シンプルな3針スタイルで、文字盤6時位置に日付表示をレイアウト。ムーブメントは、ダブルバレルと60時間のパワーリザーブを備えた自社製ムーブメントのキャリバーPF770を搭載。面取りされたエッジやコート・ド・ジュネーブの装飾が施された表面など、デザイン性も意識されたムーブメントとなり、サファイアケースバックからはその優美な姿を心ゆくまで鑑賞できる。「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」はホワイト文字盤の3時・6時・9時位置にブラックのサブダイアルを配した“パンダ”フェイスが特徴。文字盤の4時と5時の間には日付表示もレイアウトされるが、各機能がバランスよく配置されているため、デザイン性と視認性はともに良好だ。ムーブメントには、COSC認定の自社製ムーブメントであるキャリバーPF070を採用。コラムホイールと3万6000Vph (5Hz)のハイビート周波数によって、65時間のロングパワーリザーブも実現しており、使用時における安心感は極めて高い。22ctローズゴールドのスケルトンローターと手作業で面取りされたエッジを備えたサテン仕上げのオープンワークブリッジの洗練された仕上げも素晴らしく、こちらもサファイアケースバックから鑑賞可能となる。

「トンダ PF スポーツ オートマティック」「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」は、スポーティなスタイルと、「トンダ」コレクションの都会的なエレガンスが見事に融合。パルミジャーニ・フルリエならではの卓越したセンスや技術力が凝縮されたモデルといえる。ブランドの従来のファンを魅了するだけでなく、新たなファンも獲得する一本になりそうだ。

 

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF スポーツ オートマチック」 Ref.pfc930-1020001-400182 350万8000円/自動巻き(自社製Cal.PF770)、毎時2万8800振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、ラバーストラップ(コーデュラ加工)。直径41mm、厚さ9.8mm。10気圧防水。

 

パルミジャーニ・フルリエ「トンダ PF スポーツ クロノグラフ」 Ref.pfc931-1020001-400182 415万8000円/自動巻き(自社製Cal.PF070)、毎時3万6000振動、65時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、ラバーストラップ(コーデュラ加工)。直径42mm、厚さ12.9mm。10気圧防水。

 

問い合わせ先:パルミジャーニ・フルリエ TEL.03-5413-5745 https://www.parmigiani.com/jp/ ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。

Text/三宅裕丈

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