プロスペックスにハイエンドなコレクション「LXライン」が新登場
セイコーは1881年の創業以来、数々のエポックメイキングな技術を開発しながら発展を遂げ、国際的な名声を得てきた日本を代表するブランドだ。手がける腕時計はジャンルから価格帯まで縦横無尽。そのなかにおいても、ダイバーズウオッチは長きに渡ってセイコーの重要基盤となっている。
国産初のダイバーズウオッチからスタートして
セイコーが国産初のダイバーズウオッチを発表したのは、1965年のこと。それまでは舶来ブランドしか技術的に潜水用時計を作れなかったところに発表された国産ダイバーズは、その信頼性の高さから“海”の領域を超えて、植村直己を筆頭とする多くの冒険家にも愛されることとなる。同時に、彼らの意見を製品にフィードバックすることで、セイコーダイバーズは進化を遂げてきたのだ。それらは現在、「プロスペックス」の名のもとに陸・海・空に向けたジャンルに分けられ、2019年には新たに各々のハイエンド機として「LX(ルクス)ライン」が誕生した。
LXラインを監修するのは奥山清行氏
LXラインにおいてもダイバーズは特別な存在に位置付けられている。中心的なモデル「プロスペックス LXライン ブラックエディション」は、まさにセイコーダイバーズ直系ともいえる精悍な機能美に満ちたフェイスデザインと、一方で洗練されたモダニズムも感じさせる。実のところ同ダイバーズは、世界的な工業デザイナーとして知られる奥山清行氏が監修した、ある種の“デザイナーズモデル”なのだ。
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Modern – Simple – Timelessをテーマに
奥山氏はポルシェやフェラーリなど、歴史的な名車のデザインを手がけてきただけでなく、建築、ロボット、アイウェアなど、多岐にわたる実績で日本のデザイン界を牽引する存在である。そんな同氏のコンセプト、“Modern – Simple – Timeless”に則ったLXライン「SBDB021」は、軽量でタフなチタン素材、セラミック製の表示板を備えた逆回転防止ベゼル、飽和潜水対応の300m防水といった本格スペックを、プロの潜水士はもちろん、マリンスポーツを趣味とする人から都会派の人まで、誰もが気軽に楽しめる“全方位のポテンシャル”として企画された。
≪試着レビュー≫
凛々しい外観に加えて想像以上の軽さが魅力
時計界のトレンドの一種、フルブラックによって力強いダイバーズデザインをさらに強調。見た目以上のスマートさを感じたのは、純チタン(硬質コーティング)のマテリアルによる軽量化が理由である。チタンをダイバーズに使い始めたのはセイコーが先駆けであり、その最適な利用を研究し続けていることが、本機でも役立ったといえる。対抗ウオッチにはあえてLXラインから選ばず、職業潜水士が装備品としているプロシリーズ「マリーンマスター プロフェッショナル」と、日常生活にも溶け込むデザインの「ダイバースキューバ」から選出した。
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セイコー「プロスペックス LXライン ブラックエディション」
1968年にセイコーが発表した毎時3万6000振動のハイビートダイバーズをデザインコードに、ラテン語で“光”を意味する「ルクス」の名を冠して発表されたプロスペックスのハイエンドライン。自動巻き式の巻き上げ機構にクォーツ式の調速機構を取り入れた独自の「スプリングドライブ」を採用し、高精度を実現。パワーリザーブは72時間を誇る。オールブラックデザインは奥山氏の哲学を反映したもので、純チタン製ケースにスーパーブラックダイヤシールド加工を施す
問:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012
https://www.seikowatches.com/jp-ja
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