【試着レビュー付き】カール F. ブヘラの人気クロノグラフ「マネロ フライバック」が理想的なダウンサイジング ーー 個性の異なる5色展開で注目を集める!!

1888年に産声を上げた高級時計ブランド【カール F. ブヘラ(CARL F. BUCHERER)】は、創業家が継続してオーナーを務める希少な存在としても知られている。歴史が深く、格式の高い同社から生み出された人気クロノグラフ「マネロ フライバック」に、今回、直径40mmのスモールサイズが誕生。全5カラー展開で、税込価格は各107万8000円。

ムーブメントまで新たに開発した時代に即するフライバッククロノグラフ

 

「マネロ フライバック」はカール F. ブヘラが2016年に世に送り出し、その後ブランドの代表作に挙げられるほど成長を遂げたコレクションである。43mm径のモダンサイズのステンレススチールケースに、フライバック機能付きのクロノグラフムーブメントを搭載し、独創的なカラーダイアル(とりわけブルーグレーダイアルが人気)に合わせてセレクトされたレザーストラップを組み合わせ、世界的に人気を獲得した。

この定番クロノグラフを、サイズダウンのニーズに応えて再設計し、扱いやすい大きさに変換したのが新作「マネロ フライバック 40mm」だ。本機は装着性の良さと適度な存在感を放つ直径40mmのステンレススチールケースとしながら、43mmモデルが有する色彩感覚やエレガントさ、2カウンターといった評価の高い要素を受け継いでいる。それぞれコンセプトを授けた5色のラインナップとなっており、好みやライフスタイルそのものに訴えかけるコレクションとなっている。

ダイアルのデザインも43mmモデルを踏襲しており、楔形インデックスやドルフィン針を用いたクラシカルな佇まい。2カウンターや外周のタキメーター、6時位置のカレンダーなど、「マネロ フライバック」のディテールを40mm径に適するサイズに調整し、端正でバランスの取れたフェイスに上手くまとめている。

カール F. ブヘラ「マネロ フライバック 40mm ブルー」 Ref.00.10927.08.13.03 107万8000円

 

ブルーには“DESIRE”というサブタイトルが付けられており、静けさ、平穏、安らぎをもたらす。
グリーンは“RELAXATION”で、自然の落ち着き、リラックス、リバースを感じさせる。
レッドは“PASSION”で、エネルギー、情熱、そして思い切った行動を物語る。
ホワイトは“ADVENTURE”で、純粋さ、完璧さ、そして光の中を進む冒険へと駆り立てる。
ブラックは“GLAMOUR”で、大胆不敵、古典的、洗練、心強さ、またはミステリアスな存在を示す。

これらように5つのバリエーションはカラーに基づくコンセプトが設定されている。そして各カウンターのカラーに合わせたストラップがセットされているが、いわゆるビーガンストラップが使われているのもポイント。再生ペット(使用済みペットボトルをもとに生産されたポリエステル繊維)と植物由来の原料から製造されており、時代を見据える力を持つカール F. ブヘラらしい、環境に配慮したサステイナブルなテキスタイルストラップである。

カール F. ブヘラ「マネロ フライバック 40mm レッド」 Ref.00.10927.08.13.04 107万8000円

 

カール F. ブヘラのマーケティング最高責任者であるウヴェ・リーブミンガーは本機について、常に周囲に気を配り、国際感覚を持つ人々に響くであろうと説く。

「43mmのマネロ フライバックは大成功を収めました。そこで、男女を問わず世界中の顧客の声に耳を傾けた結果、コレクションをさらに充実させる40mmバージョンの発表を決定しました。これによって、これまでよりも若い世代で、ミニマリズムの優れたデザインを好む、クールで、より意識の高い顧客層にアピールすることができると考えています。このコレクションには、我々の若い顧客たちが現代的なタイムピースやモダンな時計メーカーに期待することを反映させました」

ドイツ出身の注目のフォトグラファー、ハネス・ベッカー氏

 

また、時計界にユニークなアイデアをもたらし続けるカール F. ブヘラらしい取り組みがもうひとつ。自然の雄大さをカメラに収める著名な写真家、ハネス・ベッカー氏とパートナーシップを結び、このニューモデルの個性豊かなカラーを表現する風景写真をオーダー。今回の申し出を彼は次のように語る。

「カール F. ブヘラから、新しいマネロ フライバックを引き立てる色でスイスの美しさを撮影してみないかと誘われたとき、このチャンスに喜びを感じました。“スイスらしさ”はブランドアイデンティティに欠かせない要素であり、それを意識してスイスの自然から直接インスピレーションを得ることは興味深い挑戦でした」

ちなみにハネス・ベッカー氏はオリジナルムービーでブルーのバリエーションを着用。この時計から得たインスピレーションは、ルツェルン湖の変化するブルーの色合いだったという。そのほか、エメンタール地方の起伏のある丘陵地帯のグリーン、夕暮れを迎えるベルナー・オーバーラント地方の印象的な山並みの深いレッド、グリムゼル峠のブラックとドラマチックな岩肌、そしてアレッチ氷河に広がる永遠のホワイト。これらの美しい風景写真は、ウヴェ・リーブミンガーとカール F. ブヘラのチームを感動させた。

シースルーバックの採用により、コラムホイールが印象的なムーブメントを鑑賞できる

 

搭載ムーブメントは、ケースのダウンサイジングに合わせて新たに開発したフライバッククロノグラフ用「キャリバーCFB1973」。自社製ではないものの、カール F. ブヘラのオーダーに合わせて作られた専用メカである。こだわりとして、マネロ フライバックでは初のデザインとなる肉抜きされたローターのほか、熱処理でブルーに仕上げられたコラムホールやネジを採用。地板には美しいコート・ド・ジュネーブ装飾を施すなど、文字盤側だけでなくサファイアクリスタルバックを通して見えるムーブメントにも注目してほしい。

カール F. ブヘラ「マネロ フライバック 40mm ブルー」 Ref.00.10927.08.13.03 107万8000円/自動巻き(Cal.CFB1973)、56時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、両面無反射コーティングダブルドーム型サファイアクリスタル風防、リサイクル素材製テキスタイルストラップ(クイックリリースシステム付き)。直径40mm、厚さ14.45mm。3気圧防水。

 

問い合わせ先:スイスプライムブランズ/カール F. ブヘラ事業部 TEL.03-6226-4650 https://www.carl-f-bucherer.com/ja

Text/山口祐也(WN編集部)

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