世界的なラグジュアリーメゾン【ルイ・ヴィトン（LOUIS VUITTON）】が、日本限定で展開される新作ハイウオッチを発表した。カレイドスコープ（万華鏡）から着想を得たコンプリケーション「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」の価格は、1996万5000円（税込）。
クロワゾネエナメルを用いてモノグラム・フラワーが広がる万華鏡を表現
新作「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」は、万華鏡をモチーフに取り入れた日本限定エディション。万華鏡を覗いた先に見えるルイ・ヴィトンの象徴的なモノグラム・フラワーを、アーティスティックな視点からダイアルに美しく描ききった。これは伝統的なクラフツマンシップによって生み出されるクロワゾネエナメルであり、熟練の職人が金糸を使って繊細な仕切りを作った後にエナメルを流し込む、エナメル技法の最高峰が使われている。そしてこのクロワゾネエナメルの魅力を最大限引き出すために、あえてインデックスを省いているのも特徴だ。
文字盤のモノグラム・フラワーを彩るブルーとパープルの艶やかなコンビネーションは、まさに秀逸のひと言。実のところパープルはエナメルで最も出しにくいカラーと言われており、色のグラデーションによる文字盤の万華鏡効果を高めるために、ブルーのバリエーションとともに複数のパープルの色調をテスト。エナメルを構成する成分（シリカ粉末と金属酸化物）の完璧なバランスにより生み出されるパープルは、完成までにおよそ2週間もの期間がかかるという。
マニュファクチュールムーブメント「キャリバーLV81」を搭載
「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」は、万華鏡を模した文字盤のデザインに躍動感を与えるべく、ブランドのウオッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」で、設計から開発、組み立てまで行われる最上級のムーブメント「キャリバーLV81」を搭載している。6時位置にレイアウトされているフライング トゥールビヨンは、創業家3代目にあたるガストン-ルイ・ヴィトンのシグネチャーである「V」をモチーフとするトゥールビヨンキャリッジを採用。1分間に1回転し、クロワゾネエナメルに負けない存在感を放つ。なおサファイアクリスタルケースバックからは、「キャリバーLV81」のマイクロローターと輪列を鑑賞することが可能だ。
「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」を指揮するマスターウオッチメイカー、ミシェル・ナバス氏は本機を次のように語る。
「このウオッチを万華鏡に変身させることで、その現代的なバージョンを作りたいと思いました。これは、とくに折り紙など、単一のモチーフの繰り返しがよく見受けられる日本文化へのさりげないオマージュでもあります」
本機は日本国内のルイ・ヴィトン ストアのみで展開される限定仕様となっており、ケースバックには「JAPAN LIMITED EDITION」も刻印。同社ファン垂涎の逸品に仕上げられている。
ルイ・ヴィトン「タンブール ムーン フライング トゥールビヨン カレイドスコープ」 1996万5000円（税込）／自動巻き（自社製Cal.LV81）、毎時2万8800振動、40時間パワーリザーブ。18Kローズゴールドケース（シースルーバック）、アリゲーターストラップ。直径42mm、厚さ11.5mm。50m防水。日本限定。
問い合わせ先：ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL.0120-00-1854 https://jp.louisvuitton.com/jpn-jp/homepage ※価格はすべて記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。
Text／三宅裕丈
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