時計の機能を100%活用できる知識を紹介!実用機構の使い方完全丸わかりマニュアルVol.6【マルチタイム編GMT】

腕時計には時刻を知る以外にも、日付や月齢などのカレンダー情報を確認したり、精密なタイム計測を行ったり、他国の現在時刻を知ったりと、さまざまな機能が装備されている場合が多い。そんな各種機能の基本的な使い方や機構の原理などを初心者にもわかりやすく丁寧に解説していく。知っておけば役立ち度は満点なので、しっかり学習しておこう!

 

マルチタイム編 〈GMT〉

お互いの国の現在時刻が瞬時にわかるので海外との連絡やスケジュール確認に便利

2つの国の現在時刻をリアルタイムに表示する

通常は時針と連動し24時間で1周する専用針(24時間ベゼルで時刻を表示)を備えるが、リューズなどを引いて調整する際にはその連動を一時的に解除。どちらかの針をリューズ操作で+8時間や-3時間など目的国の時差に合わせて調整してリューズを戻しておけば、以降は2つの針が連動を再開し、常にその国の現在時刻を表示し続けてくれる。

GMT搭載モデル グランドセイコー「スポーツコレクション メカニカルGMT」


Ref.SBGM245 70万4000円

紺碧の海を彷彿とさせる濃紺のダイアルに、レッドカラーの専用針が映えるGMTモデル。インデックスや針は太いタイプを採用し、視認性も抜群だ。平均日差+5~-3秒の高精度と、約72時間のロングパワーリザーブを誇る自社製自動巻きキャリバー9S66搭載。直径40.5mm。ステンレススチールケース。20気圧防水。

問い合わせ先:セイコーウオッチお客様相談室 TEL.0120-061-012

 

【基本の操作】東京から-19時間時差のある国に到着した場合の調整方法

↑まずはリューズを2段引き出して、GMT針の調整が可能な状態にする。

↑GMT針を東京の現在時(20時)に合わせるよう進める(逆回し禁止)。

↑リューズを1段戻して、時針を現地の現在時刻(午前1時)にセット。

↑以降はメインの時分針が現地、GMT針が東京の現在時を表示し続ける。

 

【機構の仕組み】

リューズを1段引き出した状態では秒針を止めることなく時針だけを動かすことができるため、調整操作中に時間表示に誤差(数秒~数十秒)を生じさせない利便性に長けた機構を採用した自社製キャリバー9S66を搭載する。

 

Text/外山明秀(トイズハウス)、平野翔太(WN編集部) Photo/山口雅則

◎本記事は『ウオッチナビ 2023 Summer Vol.90』より抜粋・編集しています。

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