<取材協力>
oomiya
腕時計を大切に使うためには、“何を買うか”と同じぐらい“どこで買うか”が大切だ。他のアイテムと同じく、腕時計もまた定期点検や困ったときにまず頼るのが購入店。特に腕時計は一生使えるものだからこそ、実績あるショップで購入するべきと言える。本稿では、全国に5店舗を出店している腕時計正規品販売店【oomiya】を特集する。
北は仙台、南は鹿児島まで地域を越えた安心と信頼
1978年からの歴史を持つ株式会社オオミヤは、創業地の和歌山を拠点に店舗を増やし続けている。2007年には現在の場所に和歌山本店を移転。以降、日本における正規高級腕時計の取り扱いでトップレベルの規模を維持してきた。
現在は本店に加えて、大阪・心斎橋、京都、仙台、鹿児島の4都市にショップを展開中だ。これに複数のブランドブティックも合わせ、全国的に強固なoomiyaのネットワークを構築している。
なかでも他のoomiya店舗では取り扱いのないブランドを揃える心斎橋店は、新しいスタイルを提案するショップとして、時計業界内でも注目を集めている。同店はまたイベントが開催されることも多い、oomiyaグループの情報発信拠点でもある。
↑〈oomiya 心斎橋店〉通りからも店内がわかる開放的な外観が心斎橋店の目印。入口付近にあるIWCとタグ・ホイヤーからジャガー・ルクルト、H.モーザー、ジラール・ペルゴ、ユリス・ナルダン、ベル&ロス、クストス、モーリス・ラクロアなど約20ブランドを展開。oomiyaで心斎橋店でしか取り扱いのないブランドも多い、提案型のショップである
そうしたイベントや接客を通じて、その腕時計に込められた多くの人の思いまでを伝えていくのがoomiya流。だからこそスタッフは顧客の要望に応えるべく、自らのスキルを高めることに余念がない。定期的にショップがリニューアルを行っているが、それも、「時計を買う」という特別な体験に相応しい場を提供するためである。
↑〈oomiya 京都店〉多くの人が日々往来する烏丸エリアにて、バリエーション豊かな腕時計を取り揃える。ブランドの世界観を堪能できるコーナーも豊富に展開するなど、特別な一本を選ぶのに相応しい空間を実現。店内のバーカウンターは、時計愛好家の交流の場にもなっている
もちろんこれらは、全ブランドが正規輸入品ということが前提にあって成り立つことだ。また、ブランド側が提供する様々な研修などを経て、スタッフは正しい知識と豊富な経験をアップデートし続けていく。時計を探しているとき、そうした経験を基にしたスタッフとのコミュニケーションは、話を聞くだけでも心躍るものだ。
↑〈oomiya 仙台店〉青葉区マーブルロードおおまち沿いに立地。東北エリアで初めてウブロやチューダーを展開するなど、同店もまた最新の時計情報を発信し続ける重要拠点として、時計好きに親しまれている。奥行きのある店内壁面を彩る人気ブランドのコーナーと豊富な商品は圧巻!
そうしてブランドや時計開発の背景まで把握し、十分に納得したうえで時計を購入したならば、その時計選びの体験さえも一生モノとなる。腕時計は定期的なメンテナンスなどを通じて買ってからも店との関係が続くが、一度接客を受ければ「ここならば安心して付き合っていける」と確信するはずだ。
↑〈oomiya 鹿児島店〉ゆったりとした2フロア構成の鹿児島店は、南九州エリアで初となるチューダーを新たに加えて2023年にリニューアル。鹿児島市の中心街である天文館エリアという好立地に加え、女性に人気の「シャネル」の時計も扱うなど、幅広い層が訪れやすいラインナップも大きな魅力だ。
【oomiya 心斎橋店】 大阪・心斎橋エリアで抜群の存在感を発揮心斎橋店がオープンしたのは2010年のこと。2016年より現住所へ移転リニューアルした。世界の有名ブランドのブティックが並ぶ御堂筋から1本西に入った場所にあって、バラエティ豊かな時計ブランドを展開。多彩なイベントが催される、oomiyaの情報発信基地でもある。 TEL:06-6251-0077
oomiya 心斎橋店オススメウオッチ
現行最小キャリバー搭載の39mm径となる芸術的なストリームライナーの最新作。プラチナ製マイクロローターを備えた自社製造のキャリバーHMC 500を搭載する。グラン・フーエナメルで表現したアクアブルーフュメダイアルも必見だ。 スペック:自動巻き(Cal.HMC 500)、毎時2万1600振動、約72時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径39mm、厚さ10.9mm。12気圧防水。 |
【oomiya 京都店】 古都にて堪能する奥深い腕時計の魅力チューダー、グランドセイコー、ゼニスといった人気ブランドに加え、ブランパンやジラール・ペルゴ、グラスヒュッテ・オリジナル、ティソ、モーリス・ラクロアなど幅広く扱う。店内にあるバーカウンターを横目に足を進めれば、パネライ、IWCのコーナーがあり、ゆったりとした店内で時計選びが楽しめる。 TEL:075-229-6689
oomiya 京都店オススメウオッチ
ドイツ高級時計産業の中心地、グラスヒュッテを代表する名門の定番コレクション。独自の日付表示「パノラマデイト」機構に、月相表示も組み込んだ非対称ダイアルが個性を主張する。 スペック:自動巻き(Cal.90-02)、毎時2万8800振動、42時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)、アリゲーターストラップ。直径40mm、厚さ12.7mm。5気圧防水。 |
【oomiya 仙台店】 エリア唯一の扱いも豊富で頼りになるoomiyaの東日本の拠点となる仙台店は、東北エリアではここでしか見られないウブロ、チューダーを充実のコーナー規模、品揃えで展開。宮城県内唯一の取り扱いとなるゼニスをはじめ、IWC、パネライ、ベル&ロスといった本格派もラインナップしており、見応え十分。知識と経験豊富なスタッフの接客を含め、腕時計の魅力を存分に堪能できる。 TEL:022-398-4838
oomiya 仙台店オススメウオッチ
1969年発表のオリジナルに通じる3色サブダイアルに鮮烈なブルーを合わせた大ヒット作の最新色。自動巻きクロノグラフの名機「エル・プリメロ」の進化版を搭載する。 スペック:自動巻き(Cal.3600)、毎時3万6000振動、60時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース(シースルーバック)&ブレスレット。直径41mm。10気圧防水。 |
【oomiya 鹿児島店】 リニューアルによりますます魅力充実改装を経たばかりの鹿児島店は、新規取り扱いのチューダーのほかにも、タグ・ホイヤー、パネライ、IWCといったブランドをゆったりとした専用コーナーで展開。シャネルの人気タイムピースも数多く揃っており、男女を問わず訪れやすい。機械式時計の歴史と伝統を感じながら、特別な時計と出会える。 TEL:099-219-9255
oomiya 鹿児島店オススメウオッチ
高級時計の素材では珍しい「シルバー925」をケースに採用。文字盤にトープカラーを合わせ、直径3mm以上の存在感を放つ。マニュファクチュール キャリバー MT5400を搭載。 スペック:自動巻き(Cal.MT5400)、毎時2万8800振動、約70時間パワーリザーブ。シルバー925ケース、レザーストラップ。直径39mm。200m防水。 |
oomiya公式サイト https://www.jw-oomiya.co.jp/
※価格は記事公開時点の税込価格です。本記事は『ウオッチナビ Vol.93』より抜粋・編集しています。
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