スイス時計ブランド【LOUIS ERARD(ルイ・エラール)】は、複数のギヨシェ装飾が美しい2モデルを発表。価格は49万5000円(税込)。
カラーとサイズ違いの2モデル展開
エクセレンス スモール セコンド コレクションは、2020年にデザインが一新されたエクセレンス・コレクションのエントリーモデルだ。時代とともに進化し、オリジナルの42mmに加えて、39mmのケースサイズが追加された。エレガントで信頼性があり、時代を超越した控えめな品と美しさがコンセプトのコレクションは、その多様なバリエーションをカラーストーンやグランフーエナメル、セコンド セコンドやホロファイルというコンセプトウオッチで表現してきた。
2024年は、本コレクションより、ルイ・エラールに宿る大切なテーマである「オートオルロジェリーの精微な仕上げ」にフォーカスし、2モデルがラインナップ。型押しによるギヨシェ装飾を施したアンスラサイトブラックダイアルとアンスラサイトブルーダイアルだ。
ギヨシェとは本来、熟練と想像力を持つ職人が専用の機械を用い彫り上げる装飾方法で、アブラハム・ルイ・ブレゲやウルバン・ヤーゲンセンといった著名な人物によって広められた。
ルイ・エラールはすでに2021年、エクセレンス ギヨシェ メインという限定モデルにおいて、この機械で彫り上げたギヨシェ装飾をコンテンポラリーに表現した作品を発表したが、今回は、この装飾工芸のクラシックな側面を探求しつつ、高級時計の要素を取り入れながら手の届く価格帯で発売できるよう型押しのギヨシェ装飾となっている。
中央部分には、伝統的なローズエンジンによるフリンケギヨシェの光輝くドレープ模様が、そしてアワーサークルにはパニエ模様と一番外側のミニッツサークルの「レールトラック」。6時位置のスモールセコンドには、より暗いトーンのギヨシェ模様が施されている。42mmケースでは、アンスラサイトとブラックのトーン オン トーン、そして39mmケースでは、アンスラサイトとブルーの組み合わせでより存在感のあるデザインに仕上げている。
シグネチャーであるモミの木をモチーフにした針からモノグラム入りのクラウン、そしてセリタベース のムーブメントまで、細部が綿密に作り込まれている。手の届きやすい価格とラグジュアリーでタイムレスな精微な美しさの両立こそがルイ・エラールのコンセプトにふさわしい新作が誕生した。
ルイ・エラール「エクセレンス スモールセコンド ギヨシェ」 Ref.LE34237AA42BVA170 49万5000円/自動巻き(Cal.SW261-1)、ステンレススチールケース(シースルーバック)、グレインカーフレザーストラップ。直径42mm。5気圧防水。
ルイ・エラール「エクセレンス スモールセコンド ギヨシェ」 Ref.LE34248AA21BVA150 49万5000円/自動巻き(Cal.SW261-1)、ステンレススチールケース(シースルーバック)、グレインカーフレザーストラップ。直径39mm。5気圧防水。
問い合わせ先:大沢商会 時計部 TEL.03-3527-2682 https://josawa-watch.com/louis_erard.html ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/平野翔太(WN編集部)
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