120年以上の歴史を誇るスイスの名門ウオッチブランド【オリス(ORIS)】が最新作を発表。フラッグシップ「アクイスデイト」をベースとする「Taste of Summer 2025」コレクションの2モデルが発売となり、価格は各40万7000円(税込)。
「Taste of Summer 2025」のベースモデルは「アクイス」
「Taste of Summer 2025」コレクションのベースモデルに選ばれたのは、フラッグシップの「アクイス」だ。同コレクションは2024年にリニューアルが行われ、ケースのシルエットとラグ、リューズプロテクションの形状を変更。ブレスレットの3連リンクも見直してセンターリンクを広めにし、全体にテーパーをかけ、見た目も着け心地も大きく向上させた。さらに逆回転防止ベゼルとセラミックベゼルにも微調整を加え、文字盤には盾形のアワーマーカー、特製のアルファスタイルセンター針、「アクイス」専用のタイポグラフィーを新たに採用するなど、多くの面でブランドのこだわりが反映されたモデルとなる。
36.5mmと43.5mmの2サイズをラインアップ
「Taste of Summer 2025」コレクションは、文字盤カラーの異なる2サイズで展開される。まず、コンパクトな36.5mmモデルは、ケース素材にステンレススチールを採用し、グレーでデザインされるミニッツスケール付セラミックベゼルとリューズガードを備える。王道のダイバーズウオッチのスタイルでありながら、夏の日の出をイメージした”サンライズレッドピンク”の文字盤を用いたことで、アクティブとエレガントを絶妙に両立。文字盤中央の淡い色調から外周部に向かって濃い色へと移り変わるグラデーションが、本機の個性を際立たせた印象だ。また、ダイアル針とインデックスにはスーパールミノバ®が施されているため、暗所においても視認性は文句なし。プロフェッショナル仕様となる300m防水をはじめ、文字盤6時位置の日付表示、内面無反射コーティングのドーム型サファイアガラスなど、見た目の美しさだけでなく、実用性もしっかりと兼ね備えた一本となっている。
自動巻きムーブメント、キャリバー733-1を搭載
もうひとつの存在感ある43.5mmモデルは、太陽が薄く残り、夜の始まりを告げる時間帯をイメージした”バイオレット”文字盤を採用。この深みのあるバイオレットとブラックで描かれた逆回転防止タングステンベゼルのコントラストが、本機に艶やかな個性を演出する。基本仕様は36.5mmモデルとほぼ共通で、どちらも時計を駆動させるのは、約41時間のパワーリザーブを有する自動巻きムーブメント、キャリバー733-1だ。また、それぞれの文字盤カラーには、夏のフルーツのみずみずしさから着想を得た「ストロべリー」、「ブルーベリー」の愛称がつけられている。
オリス独自の美意識が感じられるタイムピース
今回の「Taste of Summer 2025」コレクションとして発表された2つのモデルは、夏の情景を意識しつつも、定番のブルーやオレンジといったカラーではなく、あえてピンクとバイオレットをチョイスした点にブランド独自の美意識が強く感じられる。また、36.5mmと43.5mmという対極的なサイズ展開は、大切なパートナーとのペアウオッチとしてのチョイスも可能。洗練と個性が融合したパートナーとして、2025年の夏にぜひおすすめしたいタイムピースである。
オリス「アクイス デイトTaste of Summer 2025」 Ref.01 733 7792 4158-07 8 19 05P 40万7000円/自動巻き(Cal.733-1)、毎時2万8800振動、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径36.5mm、厚さ11.95mm。30気圧防水。
オリス「アクイス デイトTaste of Summer 2025」 Ref.01 733 7789 4158-07 8 23 04PEB 40万7000円/自動巻き(Cal.733-1)、毎時2万8800振動、約41時間パワーリザーブ。ステンレススチールケース&ブレスレット。直径43.5mm、厚さ13.1mm。30気圧防水。
問い合わせ先:オリスジャパン TEL.03-6260-6876 https://www.oris.ch/jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。
Text/三宅裕丈 Photo/嶋田敦之
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