【ブライトリング】日本国内で150本の限定販売。ブラックのマザーオブパール文字盤を備える「クロノマット」のリミテッドエディション

ブライトリング(BREITLING)】がフラッグシップ「クロノマット」の最新コレクションを発表。ブラックのマザーオブパール文字盤を採用した「クロノマット オートマチック GMT 40 ジャパン リミテッド」が日本限定150本で発売となり、価格は97万9000円。

ブライトリングを代表する航空時計「クロノマット」

ブライトリングの数あるコレクションの中でも「クロノマット」は、特別な存在である。発売された1984年当時は、極薄のクオーツ時計が隆盛を極めており、市場全体が薄型化と軽量化を追い求めていた時代だった。しかし、ブライトリングはその流れに追随するのではなく、次世代の基準となりうる新たな機械式時計の開発を選んだ。ちょうどその時期、イタリア空軍アクロバットチーム「フレッチェ・トリコローリ」が公式時計採用のためのコンペが行われており、ブライトリングは機能性を徹底的に磨き上げるために、現役パイロットたちの声を丹念に集める。こうして得られたアイデアは、ライダータブをはじめとする独創的なディテールへと昇華され、プロトタイプは見事コンペを勝ち抜く。「フレッチェ・トリコローリ」の公式モデルを経て、市販化された「クロノマット」は、パフォーマンスの高さはもちろん、一般ユーザーからその完成されたデザイン性が支持を集めた。特に審美性に敏感なイタリアで、人気に火がついたのは象徴的なエピソードといえるだろう。

初代モデルが機械式クロノグラフの価値を再び世界へ示したのちも、「クロノマット」は歩みを止めることなく進化を続けた。当初は“プロフェッショナルのための計器”として機能性を深めてきたが、2020年に登場した現行モデルでは、マルチパーパス(万能)という新たな解釈へ到達。直線的なラグを備えたケース、4ヶ所のライダータブを配したアイコニックなベゼル、独特の形状のルーローブレスレットといった、シリーズを定義づけるディテールを採用し、クラシックとモダンを融合させたそのスタイルは、多様なシーンへの対応を実現。2022年には、44mmのケース径で存在感を強調した「スーパー クロノマット」、2024年には「クロノマット」初のチタン仕様を発表するなど、コレクションは一層の広がりを見せている。

日本限定仕様として黒のマザーオブパール文字盤を採用

この偉大なるパイロットウオッチ「クロノマット」の系譜に、日本限定モデル「クロノマット オートマチック GMT 40 ジャパン リミテッド」が新たに加わった。クロノグラフ機能の代わりにGMTを搭載する「クロノマット オートマチック GMT 40」がベースとなり、40mmのステンレススチール製ケースにブラックのマザーオブパール文字盤を収め、スポーティさとエレガンスを高次元で融合させた。天然素材であるマザーオブパールは、ひとつとして同じ表情を持たない特性があり、この素材を用いた文字盤に立体的なバーインデックスと4本の針、デイト表示をバランスよくレイアウト。情報量を抑えた構成としたことで、マザーオブパールの美しさを際立たせた印象だ。GMT針は鮮やかなレッドでデザインし、視認性を高めると同時にデザイン上のアクセントとしている。

 

ケースの3時位置には操作性に優れるオニオン型リューズを備え、時刻・日付け・GMT針の調整はスムーズに行うことが可能。ねじ込み式のケースバック、リューズの採用により、安心感の高い200mの防水性能も確保した。内部には、COSC公認のクロノメーター取得の自動巻きムーブメント「キャリバー ブライトリング32」を搭載。また、本機は日本150本の限定生産となり、ケースバックには特別なモデルの証として「ONE OF 150」の刻印が施される。この希少性も「クロノマット オートマチック GMT 40 ジャパン リミテッド」の大きな魅力といえるだろう。

ブライトリング「クロノマット オートマチック GMT 40 ジャパン リミテッド」 Ref. A32398A91G1A1  97万9000円/自動巻き(Cal.ブライトリング32)、毎時2万8800振動、42時間パワーリザーブ。ステンレススチール製ケース&ブレスレット。サファイヤクリスタル(両面無反射コーティング済み)。直径40mm、厚さ11.77mm。200m防水。日本150本限定。

 

問い合わせ先:ブライトリング・ジャパン TEL.0120-105-707 https://www.breitling.com/jp-ja/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。限定モデルは完売の可能性があります。

Text/三宅裕丈

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