革新の象徴として輝くブルガリCEO受賞と「オクト フィニッシモ」の栄冠が示す未来

ブルガリ(BVLGARI)】およびLVMHウォッチ部門CEOのジャン-クリストフ・ババン氏が、「モントレ・ド・ラネ・アワード」にて「パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。大胆なリーダーシップと先見性のあるイノベーションが高く評価された結果であり、ラグジュアリーウォッチの世界でブルガリが担う革新的な役割を象徴する出来事である。

授賞式のスピーチでも常識を覆す

授賞式は、コンコルド広場を望む歴史的なAutomobile Club de Franceで開催された。ババン氏は上海からリアルタイムのホログラフィックプロジェクションを通じて登場し、会場に集まったゲストにスピーチを行った。このホログラム技術は、LVMHの支援を受けるスタートアップ「Crystalman by Fosfor」によって実現されたもので、ラグジュアリー業界では初めての試みである。物理的距離に左右されない革新的なコミュニケーションは、ブルガリが掲げる「常識を覆す」という姿勢を鮮明に示した。ババン氏は受賞に際して、「この賞はブルガリとLVMHファミリー全体への賛辞である」と述べ、創造性とテクノロジーがもたらす感動の力を強調した。彼が示したリーダーシップは、スイスの精密な技術とイタリアの大胆なデザインが融合するブルガリの精神そのものである。

さらに、式典ではブルガリの革新性を体現するタイムピース「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」が「TF1+賞」を受賞した。本作は2025年に発表された最新作であり、わずか1.85mm厚のムーブメントにフライングトゥールビヨンを搭載するという世界最薄記録を打ち立てたモデルである。スケルトン構造を採用しながら、極限の薄さと複雑機構を両立したその姿は、ブルガリのウオッチメイキングが持つ卓越性を揺るぎないものとした。

「モントレ・ド・ラネ・アワード」は、時計界における最高峰の賞のひとつであり、創造性とビジョンを備えたブランドにのみ贈られる栄誉である。ババン氏の受賞と「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」の受賞は、ブルガリが時計界の未来を切り拓く存在であることを改めて証明する結果となった。ブルガリの革新の歩みは止まることがない。今回の快挙は、その果てしない挑戦の新たな章を告げるものである。

ブルガリ「オクト フィニッシモ ウルトラ トゥールビヨン」 Ref.104313 価格問い合わせ/手巻き(Cal.BVF900)、毎時2万8800振動、42時間パワーリザーブ。チタンケース(シースルーバック)&ブレスレット、サファイアクリスタル風防。直径40mm、厚さ1.85mm。

 

問い合わせ先:ブルガリ ジャパン TEL.0120-030-142 https://www.bulgari.com/ja-jp/ ※価格は記事公開時点の税込価格です。

Text/平野翔太(WN編集部)

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